クレモーナは観光としてはおそらく日帰りで十分。
僕もヴェネツィアから日帰りで行った。
が、本当は日帰りするならばミラノからが近くていいと思う。
ヴェネツィアからは、思ったよりも遠かった!!!ちょっとしんどかった!笑
11時頃の列車に乗って、2時半頃到着。
いや、11時とか何のんびり起きてんねん、と思ったでしょ。
9時すぎのに乗るつもりだったのに、ちょっと遅れて逃したら電車が2時間に一本しかなかったの。
2時間弱、ヴェネツィアの駅で待ちぼうけしたよね。
ストラディバリウス、という数億円もするという名器中の名器のバイオリンの名前を聞いたことがないだろうか?
ストラディバリウスはアントニオ・ストラディバリが作ったバイオリンのことで、彼がバイオリンを制作していた街がクレモーナである。
他にも数多くのバイオリン制作者が現在まで工房を連ねていることから、クレモーナはバイオリン造りの街として世界に知られている。
そして僕は、
「イタリアのクレモーナにバイオリン製作学校があるんだよ。中学を出たらそこへ行きたいんだ。」
という天沢聖司くん(ジブリ映画『耳をすませば』)の言葉でこの街を知り、やってきた。
いや、絶対僕以外にもそんな日本人はいるはずだ!!!
この街には国立の弦楽器制作学校があり、おそらく天沢聖司くんが留学したのはその学校だろう。
とりあえず、駅を降りて街を歩く。
街は今まで歩いたイタリアの大きな観光都市とは違い、それほど活気はなく、一通りも少ない。
バイオリン工房がわんさかあって、観光としてもそれらを押してて自由に見学できるような感じかと思っていたがそういう感じではなさそうだ。
そこは、クレモーナのバイオリン文化を紹介する案内所のようなところだった!
優しいおじさんが街のことや、バイオリン造りについて話してくれる。
バイオリンは工房で一つ一つ手作り、そして工房ごとに職人は一人か二人くらいしかいないらしい。
この街には登録されているだけで、47のバイオリン工房があるらしい!
それらの場所の書いてあるシティマップをもらった!
しかし、アパートの一室でやっているところも多いし、全てが外から覗けるわけではないみたい。
さて、地図を頼りに街を歩きながら工房を探してみる。
おー。たしかに工房が結構あるなぁー!
しかし、今まさに制作してる、というところを見れる工房はなかった。
そりゃそうか。見世物じゃないんだし、制作は奥にこもって黙々と行っているのだろう。
それでも、バイオリン造りの街はしっかりと感じることができた。
天沢聖司くんは作中で留学をするか決める前、中学生の間に二ヶ月の短期でクレモーナに渡っている。
「じいちゃんの友達が紹介してくれたアトリエで、二ヶ月修行をやるんだ」
「その親方はとっても厳しい人なんで、見込みがあるかどうか見てくれるって」
きっとこんなアトリエで二ヶ月修行してたのかなぁー。
街の真ん中の広場には、大きな塔があった。
きっと聖司くんも見上げたことだろう。
さて、聖司くんががんばってることもわかったので(笑)、安心してあとはテキトーにぶらぶらする。
なんかお菓子フェスみたいのやってた。
ちなみにこのへんの人だともう英語はほとんど通じない。
数字のONEやTWOもわからないので、お金のやり取りですら困る。
まぁ、どうにかなるけど。
さて、あとはカフェ入って、帰りの電車を待つ。
行きと同じく、普通電車でブレシアという街まで行き、そこから急行電車でヴェネツィアまで。
だが、ブレシアの乗り継ぎで1時間くらい待ったし、そこからの急行は混んでて2時間半座れなかったー!きついよー!!!
なので帰りにかかった時間は4時間半!行きと合わせて往復で8時間!
ミラノからだと片道一時間くらいでいけるらしいので、やはりクレモーナはミラノから行きましょう…。
ヴェネツィアから行くと、途中で「ヴェローナ」という街も通る。
ここはロミオとジュリエットの舞台になった街で、僕も興味があり、クレモーナの翌日に行こうと思っていたのだが、
クレモーナ日帰りが想像以上にきつかったので、疲れて萎えてしまったーーーー!
けどこの後、ハンガリー・ブダペストでミュージカル「ロミオとジュリエット」を見て、行かなかったことを後悔したのでした。
にほんブログ村
ブログランキングに参加しています。
一日一回、上のバナーをクリックしていただけるとランキングがあがりますので、
読まれたらぜひ「いいね!」感覚でクリックをお願いします!
潤くん!有田です、覚えているかな?世界一周中、びっくり!実は奇遇にも・・・
返信削除詳しくはフェイスブックにメッセージとリスエスト送ったので見てみてー☆