2013年6月15日、世界一周スタート。

世界を自分の足で歩いて、空気を吸って、自分の経験にしたい。
ダンサー、俳優、パフォーマー、表現をする人間としての自分の一部にしたい。
自分の中の世界地図を埋める旅。

タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(2回目)→マレーシア→シンガポール
→中国(広州)→マカオ→香港→中国(北京)→インド→ネパール→トルコ→ブルガリア
→ギリシャ→イタリア→バチカン市国→サンマリノ→スロベニア→クロアチア→モンテネグロ
→ボスニアヘルツェゴビナ→セルビア→ハンガリー→ポーランド→チェコ→オーストリア→ドイツ→(一時帰国)
→イギリス→フランス→スペイン→モロッコ→エジプト→ケニア→南アフリカ→アルゼンチン→ウルグアイ→チリ
→ボリビア→アメリカ→日本帰国

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2013/07/11

アクロ枠ダンサーの話



ラオスでの宿泊地としては三都市目のバンビエンにいる。



ラオスに入って最初に泊まったのは、パークベン。
パークベンはタイとの国境の街フエサイと、北部の世界遺産の街ルアンパバーンとの中継地点の街だった。

二都市目はその世界遺産の街、ルアンパバーン。
そしてここ、バンビエンは、ルアンパバーンとラオス首都のビエンチャンとのちょうど中間に位置する街として、近年外国からのバックパッカー向けに発展してきたらしい。

主なアクティビティは、川をチューブに乗って下るチュービングと呼ばれるもの。かなり格安で、70000キープ(910円)くらいでできる。
しかし必ずしも安全とは言えず、死傷者が何十人も出てるとか…僕はパスしました。


冒険心は大事だと思う。
旅に限らず人生でも、リスクを恐れては何もできない、安全なとこだけを歩いていては得られるものは限られた範囲だと思う。

ただ、結局は自分で判断して、嫌だと感じたらやらない。もし、自分がそれは選択したなら、事故にあったらそれは自分の責任だから。

僕はダンサー、ミュージカル俳優として活動して7年になるけど、8割以上がアクロバットを活かしての仕事です。

アクロバットをする量は仕事により異なる。
テーマパークで30分のトランポリンのショーをやっていたこともあれば、3時間のミュージカルにアンサンブル(場面に応じて色々な役をやる役者のこと)を演る中で一つのシーンで一発だけバク転をすることもある。
ミュージカルやショーでいわゆる「アクロ枠」になるとアクロバットをしなくても、危険な役はだいたい僕のところに回ってくる。
「誰がいいかな…あ、あいつならできるだろ」って言って、高所でのぶら下がりスタントや、立ち回りでの派手なやられ役、単純に高い所に登るなど…
目立つ役が多いけど、その分人よりリスクがある。
ちょっとは運動神経がいいだろうと思われてそこに配置されてるんだろうけど、怪我する時はするし、その時はダメージがデカい。

だから、ダンサーにはアクロができるけど積極的にやりたがらない人もいる。
「アクロができるってバレるとアクロばっかやらされるから…」
もちろんその考えはすごく理解できるけど、僕の場合はダンサーとしては極端に背が低いし、それでも使ってもらえるのは自分のキャラクターとアクロバットを長所として仕事をもらってるので(笑

スラムダンクの宮城リョータの「ドリブルこそチビの生きる道なんだよ!」ってやつみたいなもん。

話は逸れてるけど、要するに、アクロバットのリスクは折り込み済みで、自分で納得してやってる。
自分の身体は自分が一番良くわかってるから体の調子に不安があればそれなりの対応をするし、無理なことは断る。
アクロで怪我するなら、自分のアクロの技術や集中力の問題。
そして、一番は僕はアクロバットをするのが好きだから、リスク折り込んでやってんだけど。


ようするに、
海外でチュービングで死んだら全然納得できない、ってことです。以上。


もちろん、チュービングやってる人は毎日何百人っている。
チュービングをやるかやらないかなんて、小さなことだけどこれから先も旅の中で選択をすることはあると思う。

安いけど、防犯性の低い宿。
安いけど、もしくは早いけど、危険性のある移動手段。
安全性の保証できないアクティビティ。

全部、自分で責任を取るしかないので、納得できる範囲で旅をしてこうと思う。


チュービングやらない話おわり。


てことで、バンビエンではのんびりしてた。
まぁ、バンビエン来てもみんながみんなチュービングしてるわけじゃない。しない人もたくさんいる。
みんなカフェで本読んだりしてだらだら。




カフェが、めっちゃ居心地いい。
横になれる。
てことでだらだらだらだら!

それも一日だけだけど!
明日はビエンチャンに移動!

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