2013年6月15日、世界一周スタート。

世界を自分の足で歩いて、空気を吸って、自分の経験にしたい。
ダンサー、俳優、パフォーマー、表現をする人間としての自分の一部にしたい。
自分の中の世界地図を埋める旅。

タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(2回目)→マレーシア→シンガポール
→中国(広州)→マカオ→香港→中国(北京)→インド→ネパール→トルコ→ブルガリア
→ギリシャ→イタリア→バチカン市国→サンマリノ→スロベニア→クロアチア→モンテネグロ
→ボスニアヘルツェゴビナ→セルビア→ハンガリー→ポーランド→チェコ→オーストリア→ドイツ→(一時帰国)
→イギリス→フランス→スペイン→モロッコ→エジプト→ケニア→南アフリカ→アルゼンチン→ウルグアイ→チリ
→ボリビア→アメリカ→日本帰国

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2013/09/25

ガンジス河でバタフライ!!!(ダンサー版)

ガンジス川で側宙をしたらもう日が昇ってしまったので、その日はボートに乗らなかった。


朝日をボートから眺めたいと思っていたので。


翌日。

再び夜明け前に部屋を出る。

ベンガリ・トラ通りを抜けて、メインガート、ダシャーシュワメード・ガートへ。

ガートとは、階段状になった堤のことで、つまり沐浴場だ。
バラナシには84のガートが並んでいるらしい。
乾季にはガートを歩いて移動できるらしいけど、今は少し増水してるからそれはできなかった。

まだ日の出前だが、すでに巡礼者や観光者など多くの人で賑わっていた。


「ジャパニーズ!ボート?」と呼ばれ、

すでに7~8人乗ってるボートに乗る。
一時間100ルピー(150円)、でみんな話がまとまったらしい。



昨日より雲も少なく、綺麗なサンライズが見れた。

東側を見れば、日の出。
西側を見ればガートが見れる。

一時間は飽きないちょうどいい時間だ。



ガンジス河でクロール、は結構いる。

もちろんガンジス河(ガンガー)はヒンドゥー教の聖地だけど、
洗濯もするし、身体も洗うし、死体もゴミも流す。
泳いだってバチ当たりでもなんでもない。

観光のついでに泳いでく人も、日常的に泳いで遊んでる人たちもいる。


ゲストハウスのシーツを乾かしていた。
え、そこで乾かしてんの…?地面じゃん…笑


宗派なのか階層なのか、いろいろな祈りのやり方がある。
真剣な眼差しで祈り続ける人もいれば、仲間と楽しそうにやってる人もいる。
黙々と手順をこなす人もいる。

そしてそれをボートから撮影する、僕たち観光客。不思議だ。




真剣なおっちゃん。

ボートに横付けして、物を売ってくる人たち。
ガンジス河の水を器に入れて持って帰れるんだって。
甲子園の砂みたい、って思った。


 横付けされるの図。売れないの図。


一列に並んで水をかけていた。おもしろいなー。



右の柱まで増水するときもあるらしい。




ガンジス川。独特で、奇妙で、魅力的な光景だった。
僕はヒンドゥー教徒ではないし、全く詳しくもない。
ガンジス川に対して特別な思い入れもない。
僕は信仰心もないし、祈りをささげたりっていう習慣もない。

けれど、たくさんの人が祈りをささげている姿に、圧倒的な衝撃を受けた。
この光景は昔から変わらないし、これからも変わっていかないのだろうか。
「宗教」は人類の持つ素晴らしい文化だと思う。

宗教観は、物語や人物の背景としてすごく重要。
そこを突き詰めていくと役作りや作品理解が全然変わってくるし面白くなる。
宗教による対立や戦争なんかは表に出てくるからわかりやすい。
けれど表に出てこないところで、一見不可解な行動の根源が「宗教」や「信仰心」からしか説明できない、そんなこともある。(そのくらい、日本人はそれらに鈍感だと思う。)


国籍、人種、宗教、性別、時代、人間以外の生き物にさえ…様々なものを越えて役に入っていく。
完全に理解できるなんて思わないけど(そして理解したなんて驕りだと思う)、役を理解する努力はできうる限りするべきだと思う。
劇団に入って、そういうことを教えてもらったけど、ダンサーでもなんでも表現するのにはそれは必要だな、と思う。
知らない世界を、理解しようとすること。
僕の旅のテーマだなー。

ガンジス川の光景は、確実に僕の心に刺さるものだった。来て、本当に良かった。
もっと勉強しなきゃ。。。




ボートから見学を終えた僕は、昨日と同じガートに戻り、ボーっとした。


あ、インド犬だ。おでこ赤いし。絶対そうだ。



そうだ、「ガンジス河でバタフライ」しなきゃ…。


「ガンジス河でバタフライ」、とは、
長澤まさみ主演、宮藤官九郎脚本のドラマ。


あらすじ(ウィキペディアより

平凡な女子大生の高野てるこは、就職活動の面接で落とされそうになったはずみになぜか「ガンジス河でバタフライしました、私」とつい口をすべらせてしまい、インドを旅することになった。初めての海外「インド」へひとりで旅立ち、さまざまなカルチャーショックを受けるが、旅を続けていき、様々な体験をしていく。

インド旅行の定番ネタが盛り込まれてて、面白いです。
安定のクドカンです。
インド行く方、インドに興味がある方は、楽しめると思いますのでぜひ見てみてください。



てことでしました、バタフライ。


バタフライっていうアクロバット技です。


だってバタフライ(泳ぎの方)なんかできないもん。
たぶん、バタフライやったらガンジス河じゃなくても溺れて死ぬwww

ちなみに、ガンジス川は洗濯もするし排泄物も死体も流すし、病原菌の宝庫。
インド人は泳いでるけど、日本人は沐浴しただけで高熱が出たり下痢が止まらなかったりするらしいので、バタフライ(泳ぎの方)は自己責任で!!!

けど、「沐浴してきましたー」って日本人の大学生結構いた。


長澤まさみ、ここでバタフライしたのかー!すごいなー!!!


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