リアルタイムでは体調を崩して一週間滞在してしまったバラナシを後にします!
今日も、飛んできました!
結構好きです、バラナシ。
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海外旅行をしていて、日本人にとってやっかいなのがチップ。

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日本にはない習慣だから、なかなか慣れない。
「日本人はチップをスマートに払えないからだめなんだ」なんて気取って言う日本人がいるが、それを実践で練習するタイミングが日本にはないのだから仕方ないと思う。
タージマハルでカメラを構え、構図を考えていたらインド人が「撮ってあげようか?」と声をかけてきた。
普通の綺麗な格好をした、インド人の若者。
タージマハールに観光に来たんだろう。
僕は必要なかったが、断るのもどうかと思ってお願いしてしまった。
普通のポーズで一枚撮ると、今度は
「タージマハルを摘まむ写真はいいのか?」
と聞いてくる。
あー…よくあるやつか、僕はあんまりそういうありきたりな定番は好きじゃないんだけど…と思うが断れずそれも撮る。
「ありがとう。」とカメラを返してもらうと、
「チップをくれ」と言われる。
…なるほどね。
そういうのあったね、たしかに…。
インド人とはいえ、観光客だと思って油断したよ僕…。
そう、必要ないならきっぱり断るべきだった!
僕はいつも観光地での写真は自撮りか、どうしても必要なら同じ外国人旅行者に自分から頼む。
もちろん旅行者同士でチップのやり取りはない。
アーグラーの街の露店で飲み物を買った時のこと。
僕は水とコーラが欲しかった。
まず、水はいくら?と聞く。
20ルピー、と言われる。
コーラは?
25ルピー。
「OK、じゃあ水とコーラをくれ」
と100ルピーを渡すと、「5ルピーあるか?」と聞かれる。
たしか5ルピーはコインであった…と思い5ルピーを渡す。
するとお釣りが返ってくる。50ルピー。
おいおい。
45ルピーの商品に対して105ルピーを払ったんだから、お釣りは60ルピーでしょう。
こいつ、俺が計算もできないと思って誤魔化してんのか?とカチンときて、
あと10ルピーだよ。と言うと、合ってる。と向こうは言う。
「20ルピーと25ルピーで45ルピーだろ?俺は105ルピー払った。60ルピーだな?」
というが、
「違う、50ルピーだ。」と譲らない。
僕は電卓を取り出し(電卓はいつもすぐ出せるところに入れている)、
「いいか、…」とゆっくり計算してやる。
出た答えはもちろん、60だ。
すると向こうは、違う!コーラは35だ!と言う。
おいおい、さっきと主張の主旨が変わってんじゃねーか!
いい加減なやつだ。
この瞬間、僕はこいつと真っ向からやり合うことを決めた。
「いや、コーラは25って言っただろ!」
「いや、35だ!25だったら瓶コーラの値段だ!」
「いや、お前はさっき間違いなく25って言った!」
「35だよ!十分安いだろ!」
「わかった、じゃあもう水だけでいい!!!!!」
と言って、金を返させた。
もちろん10ルピーが惜しいんじゃない。
納得して交渉成立したはずなのに、途中から誤魔化そうとするようなコスい気持ちに腹が立ったのだ。
ちなみにインドのコーラの値段は店により変動するが、だいたい25ルピーで買える。
宿の目の前だったが当然次の日からその店は使わなかった。
アーグラーで泊まった宿のルーフトップにはレストランがあった。
タージマハールも見える、雰囲気のいい店だ。
シェフ(と言うべきかわからないが)はとても気持ちのいいおじさんだ。
チキンカレーとエッグカレーが美味い。
滞在3日、一日二回は必ず行った。
店には僕一人のことが多かった。
僕が行き、注文をするとおじさんはスマホを店の隅におく。
スマホからはシャレた洋楽が流れる。
料理がきて、一口食べるとおじさんは必ず「Good?」と尋ねる。僕が「Good!!!」と答えると、彼は満足そうにニカっと歯を見せる。。
ある時、会計が150ルピーと言われて150ルピーを払い階段を降りようとすると、
「待て、140ルピーだった。10ルピー多かった。」とわざわざ10ルピー返してきた。
インドの安食堂でチップは必要ない。
が、お釣りの端数をチップとして渡すことはよくある。(必ずしも必要ではないと思う。)
なかには結構高額の端数でも、「チップ」と言ってせしめるヤツもいる。
そういうヤツにはあげないけど。
僕は10ルピーわざわざ返しにくる彼の誠実さに心を打たれた。
次の日、125ルピーのお会計だったが、僕は130ルピーを渡し、お釣りはいいよ、と言った。
「お前は今夜バラナシに行くんだったか。」と彼は言った。
「うん。出発前に今夜また夕飯を食べに来るよ」
その日の夜、最後のエッグカレーを頼んだ。
食べ終わると、ウェイターの少年が「サービス」と言ってチャイを持ってきた。
厨房のおじさんを見ると、彼は僕にウインクをした。
僕は旅立つ前に彼にはキチンとチップを渡したいと思った。
結果的にチャイ代以上の代金を支払うわけだけど、自分の意思で払いたいと思うお金。
彼と写真を撮って、最後の会計でチップを渡した。
裏ピースはジャパニーズスタイルだろ?って。
お茶目でイケメンだ。
わざわざ写真撮られるために煙草ふかす彼(笑
これはチョーメンっていう焼きそばみたいなもの。
僕はカレー、チョーメン、カレー…のローテーション笑
「また絶対来いよ!」
と彼は言った。
「シーユーアゲイン!」と僕は握手をした。
外国人観光客を相手にしてるインド人の多くは、誤魔化して稼ぐことに慣れてしまっている。
当然罪悪感なんて感じてないし、騙される外国人をバカだと思っている。
ゲーム感覚なんだと思う。
そして日本人はカモにされている。
日本語が上手いインド人、ホントに多い!
あれ、誰が教えてんの?
彼らの日本語はめちゃくちゃイライラする話し方をする!
それでも、何人かだけどいいインド人にも出会うことができた。
「インドなんか二度と来るかボケ!」
と思った時もあったが、彼らに会うためにまたインドに来たいなと思う。
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