2013年6月15日、世界一周スタート。

世界を自分の足で歩いて、空気を吸って、自分の経験にしたい。
ダンサー、俳優、パフォーマー、表現をする人間としての自分の一部にしたい。
自分の中の世界地図を埋める旅。

タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(2回目)→マレーシア→シンガポール
→中国(広州)→マカオ→香港→中国(北京)→インド→ネパール→トルコ→ブルガリア
→ギリシャ→イタリア→バチカン市国→サンマリノ→スロベニア→クロアチア→モンテネグロ
→ボスニアヘルツェゴビナ→セルビア→ハンガリー→ポーランド→チェコ→オーストリア→ドイツ→(一時帰国)
→イギリス→フランス→スペイン→モロッコ→エジプト→ケニア→南アフリカ→アルゼンチン→ウルグアイ→チリ
→ボリビア→アメリカ→日本帰国

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2013/09/18

星潤、インド人にキレる。

インドはデリーから入国し、北西部ラージャスターン州の「ゴールドシティ」ジャイサルメール、「ブルーシティ」ジョードプルと移動した。


次は「ピンクシティ」ジャイプールだ。


ジャイプールはラージャスターン州の州都。

観光客もとても多いし、日本人観光客の定番コースのひとつにもなっている。
…日本人観光客の多いところでは、それに付け込む「悪いインド人」もたくさん発生する。


日本人は押しによわい。僕もそう。これが本当にいけない。
空気を読まずにグイグイくるインド人に付け込まれる。


ジャイサルメール、ジョードプルで素晴らしい体験と良いインド人達に触れ、
「インド好きかも!」と思っていた僕はここジャイプールで、


やっぱインド無理ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!



と思うのである。


ぜひ、昨日までのブログとのテンションのキャップをお楽しみください。


宿から50ルピー(75円)でジョードプル駅までリキシャーを走らせ、9時45分の列車に乗り込む。

こないだのバス移動と同じ6時間だが、列車はやはり快適だ。


荷物置き場じゃないよ、ベッドだよ。

3段ベッドの一番上を確保したから、昼間でもずっと横になっていられたし、トイレもあるし、売り子もくるから食べ物にも困らない。

車内で食べたのは、売り子から買った10ルピー(15円)の揚げパンみたいなやつと、5ルピー(7円)のチャイ。


おやつみたいなもんだろうけど、油っぽいし意外とお腹にたまった。

もちろん味は大きな分類でみれば、「カレー味」である。



ジャイプール駅で電車を降りた瞬間に、リキシャーの客引きに捕まった。

ヒョロっとした細身の若い男。

「アーユージャパニーズ?」
と話しかけてくる。

降りてきた多国籍な観光客の中で、わざわざ日本人の僕に目をつけて声をかけてくる。ただの親切な人間のわけがない!!!
日本人をカモにしてるタイプだろう。

とりあえず、ガン無視!!!

「どこにいくんだ?ホテルか?」
と聞いてくる。

…ジャイプールはホテルも決めてない。
ものは試し、こいつについていってみるか、と思い話を聞いてみる。

「いくらのホテルだ?チープか?」
と聞くので
「…200か300ルピー」
と答える。
「OK!つれてくよ!」

しかし、観光客を相手にしてるインド人を信用する気はサラサラない。

笑顔を一切見せず、一歩踏み込まれたら一歩引いての距離を保ちながらのファイティングスタイルをとる。

「日本のどこからきたんだ?」
「俺は東京と大阪に友達がいるんだ!」
「ジョードプルはどうだった?」


あーーーーーーーーーー!鬱陶しい!!!



駅から彼のリキシャーまで歩く間に投げかけてくるすべての質問に、一呼吸おいてからの単語返し。


「別に…」のころの沢尻エリカばりの無愛想さである。


「シアワセならテをタタコウ!」
と歌ってくるが、

ガン無視。

「ナンデダローナンデダロー」
と歌ってきても、

遠くを見てガン無視。

である。

不思議なもので、沢尻エリカになりきってみると、
すべてが鬱陶しく思え、
どんどん機嫌が悪くなってくる(笑


リキシャーを走らせると、「300ルピー(450円)のホテルは汚い。500ルピー(750円)だったらいいホテルがある」と言ってきた。
…なるほどね。

実は元々ジャイプールでは500ルピー(750円)までは出してもいいかと思っていたので、「渋々」と言う雰囲気を出しながら了承する。

ついたホテルはたしかに清潔ないいホテルだった。
これは300は無理だろう。

いくらだ?と聞くと「700」という。
それは無理!というとじゃあ600でいいよ!となる。折れるの早すぎ!

ここでもう一度「俺は500と聞いてきたんだ」と言うと500になった。

…たぶん普段はもっと安いんだろうなぁ…。


荷物を置いてフロントでチェックイン手続きをしてても、さっきのリキシャーマンがずっと話しかけてくる。
「荷物を置いたら、とりあえずチャイを飲まないか?そのあと市内を案内するよ!」と言う。


これは完全にノーである。


僕は基本的に一人が好きなのだ。観光は一人で黙々としたい!
こんなやつと友達になるつもりはないし、なんか生理的に受け付けない。

だいたい、もうここまで来るだけでこいつの相手をしてめちゃくちゃ疲れた!
「俺は疲れてるから今日はどこも行かない。」ときっぱりと言うと


「じゃあ明日はどうだ?市内観光するだろ?」と言う。


ジャイプールを観光するには徒歩では厳しいことは知っていた。
ここではリキシャをチャーターしなくてはいけないなーと思ってたから、ここは少し受け入れる。

「あした朝10時から夕方4時までで全部案内するよ!」
「わかった、ハウマッチ?」

「いくらだと思う?」

それはこっちのセリフである!!!
この辺がインド人のイラっとポイントだ。
値段を相手に決めさせるのだ。

「400ルピー(600円)。それ以上はない。」
「OK!わかった、じゃあチャイを飲もうよ。」

ホントはもうチャイだって飲みたくなかった。
けどまだリキシャー代払ってなかったし、しかたなく付き合った。


宿に併設のレストランでチャイを飲みながら、必死に話しかけてくる彼。

対する沢尻エリカが乗り移って機嫌の悪い僕。
チャイを飲みながら遠くを見つめ、彼の方は一切見ない。


「ジャイプールのお土産はいいんだよ!」

…そういうことね。
ようするに最初からすべて、僕をお土産屋に連れて行きたかったわけね。

「織物が有名なんだ」
「この近くに店があるんだけど見に行かないか?」

「ノー」

「お土産は買わないの?家族に買って帰ったら喜ぶよ?」

「ノー」

「俺の家族がやってる織物工場があるんだけど、見るだけ…」


「ノーって言ってるだろ!!!!!!!!」


とかなり大きな声で強めに言ったら

「わかった、わかったよ…」
とやっとおとなしくなった。


僕は日本でこんなに声を荒げることはない。
そういう状況になることもほとんどないし、声を荒げて解決するのも好きじゃない。
しかしここは外国だ。
はっきり言わないと、インド人は空気なんか読まない。

すると
「ちょっと伯父さんに電話してもいいかな?」
と電話をしだす彼。

「あー、じゃあ、明日は僕じゃなくて伯父さんが来るから、朝10時ね、よろしくね。で、駅からここまでのリキシャー代を欲しいんだけど…」

「いくら?」

「いくらだと思う?」

知るか!!!!!

「じゃ50(75円)。」

「OK。あとチャイは君のおごりだよね?」

イラッ。

チャイもおごるから早くどっかいけ!!!
と思って50ルピーを突き出した。

彼は「じゃ、じゃあね、あした10時に伯父さんくるからね!…」
と言って去っていった。

やっと最後の最後で僕が心から嫌がってることが伝わったのだろうか。


僕は一度もニコリとも笑わなかった。


人を沢尻エリカにさせる国、それがインドである。



※なお、沢尻エリカ作戦は自分の機嫌が悪くなりイライラするのでオススメしない笑



明日は彼じゃなくて叔父さんが来るらしいのも、良かったと思った。
この彼と一日観光しても、笑える気がしない。


…しかしこの彼にしてその叔父さんあり。

明日出会う叔父さんはさらに最悪のインド人だった。
「ジャイプールなんか二度と来るかボケ!」

これはまだその序章に過ぎなかったのだ…

キレながらのジャイプール観光は明日!

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