2013年6月15日、世界一周スタート。

世界を自分の足で歩いて、空気を吸って、自分の経験にしたい。
ダンサー、俳優、パフォーマー、表現をする人間としての自分の一部にしたい。
自分の中の世界地図を埋める旅。

タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(2回目)→マレーシア→シンガポール
→中国(広州)→マカオ→香港→中国(北京)→インド→ネパール→トルコ→ブルガリア
→ギリシャ→イタリア→バチカン市国→サンマリノ→スロベニア→クロアチア→モンテネグロ
→ボスニアヘルツェゴビナ→セルビア→ハンガリー→ポーランド→チェコ→オーストリア→ドイツ→(一時帰国)
→イギリス→フランス→スペイン→モロッコ→エジプト→ケニア→南アフリカ→アルゼンチン→ウルグアイ→チリ
→ボリビア→アメリカ→日本帰国

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2013/09/19

ジャイプールが荒んで見えるのは僕の心を映してるのかな?

部屋が突然ネットが繋がらなくなり、油断してたら更新しそこねました。
そしてまた体調不良をぶり返し…まだガンジス川行ってません。あは。


もはやこのバラナシのゲストハウスでのんびり暮らす日々です。

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昨日からの続き。


昨日、ジャイプールでの一日チャーターを予約してしまった僕。

昨日の夜からずっと憂鬱だった。

…どうせまたなんかめんどくさいことあるんだろうなぁ…やだなー。
自由に気ままに旅をしにきているのに、なんでこんなストレスを感じなくてはいけないのか。


待ち合わせは朝10時ゲストハウスのロビー。
準備はできていたが早めに行くのもシャクなので10時を過ぎてからロビーに行った。

昨日のリキシャーマンの「叔父さん」という、40代くらいの今日のガイドが現れた。

今日は、もうこうなったらせっかくだから楽しみたい。

沢尻エリカ作戦でATフィールド全開だと全く楽しめない。

「おはよう、よろしく!」と笑顔で挨拶し握手をした。

車に乗り込む。

車…レトロですね。

「さて、後で揉めないように出発前に確認したいんだけど…」と彼が切り出す。
「400ルピー(600円)で一日観光でしょ?」と僕が確認すると、
「そう!ガイドブックはある?どこに行きたいのか教えてくれるかい?」
と言うので「地球の歩き方」を開く。

「えっと、シティーパレスと、アンベール城と…」

「オー!シティーパレスはOKだけど、アンベール城は遠いから400ルピー(600円)じゃ無理だ!アンベール城も行くなら800ルピー(1200円)だ!」


…は?


一気にこいつに対する信用がゼロになった。
400で全部回れるのは間違いない。むしろ昨日400は出しすぎたな…と思っていたくらいだ。

800出すのは絶対バカらしい。
ただここでオールキャンセルと言ってキャンセル料がどうのとか言われてもめんどくさいので、400で行けるとこだけ言ってもらうことに決めた。

車が走り出す。
「けどアンベール城はいいところだから行かないのはもったいないよ?」

…あ、そう。

ハイ、ゲスなドライバーとのやりとりはこのくらいで、ジャイプール観光!

まずはシティーパレス!

マハラジャの住居と一部博物館らしい。

入場料高い割にそこまで面白くない。
今まさに補修中だった。



次はジャンタル・マンタルという天文台。

ここは、めっちゃ楽しい!!!

天文学に興味の深かった昔のマハラジャが作らせた施設らしいんだけど、テンションあがるー!


この、建物の美しさ!



星を見る観測儀、夢があるよねー!
12星座全部ある。
とりあえず、自分の星座だけ撮る。
日時計すげー!


めっちゃ写真撮ってしまったー!


次は、水の宮殿!
あれ?写真どっかいった笑

この後は、宝石屋と織物屋に連れて行かれ…

「ふーん…じゃ!俺買わないんで!」

と断って店を出る。

さて、ここまでで昼の一時半。まだ3時間半しか経ってない。
しかしどうやら全てのルートが終わったらしい。
ここで400ルピーを渡す。

あれ?一日チャーターで夕方までじゃないの?笑

この後は、街で降ろすから、街をぶらぶらしたらどうだ?と言う彼。
どうやらここで解散らしい。

…もうお土産屋も連れてったし、めんどくさくなったんだろうな。。。

OKじゃあそうするよ、と言うと、すぐそこで降ろされる。

「この道右にずーっと行くと大通りに出るから!じゃ!」


…金貰ったらテキトーすぎ!!!


最後まで最悪なガイドだった。
ピンクシティの入り口まで自力で歩く。
えー、なんかピンク?オレンジじゃね?
てかそんな綺麗じゃなくね?
風の宮殿。
ここも行くって行ってたのに連れてってくれなかった!
なんなんだあいつ!

…僕の荒んだ心を映し、ピンクシティは荒んで見えました…。



その後、自力でローカルバスに乗り、アンベール城を目指すと…

片道10ルピー(15円)で行けた。


おい!!!
10ルピーのバス。
めっちゃ混んでて運転席の横まで追いやられる!
98%インド人しか乗ってない!

そして、さっきの水の宮殿からすぐだし!
完全に嘘をついていたことがわかって笑ってしまった。

来て良かったー!自力で!笑


中に入ると、映画の撮影をしてた!

歴史物かな!?
俳優さん。


ぐわーってきて、弓で迎え撃つんですね。
ハンマーさんは弓かわさないと負けるね。
アンベール城は猿がいっぱい!
顔が真っ黒な猿!
子連れでした。



その後もローカルバスを乗り継いで駅前まで戻り、徒歩でゲストハウスまで戻る。

そのころには、昼のドライバーへの嫌な気持ちはすっかり晴れていた。

ゲストハウスに戻ると宿の従業員が「どうだった?」と聞くので
「観光は楽しかったけど、ガイドは良くなかったよ」と伝えた。

彼も、400でアンベール城に行けないのはおかしい、彼はズルをしたね、と同意してくれた。

「街中には悪いやつもいる。けどこのゲストハウスに帰ってきたらもう安心だよ!」と彼は言った。

そしてご飯を食べていると
「良かったら、トリップアドバイザーにレビューを書いてくれないか?」と彼。

「トリップアドバイザーを見てみて!いっぱいレビューがあるだろ?◯◯(彼の名前)って従業員が素晴らしいってみんな書いてくれている!」


わかった後でね、と言ったのだが、

ロビーでくつろいでると、
「書いた?」とその後何回も聞いてきて、しつこい!ウザい!


あーーーーー!僕はインド人のウザさと空気の読めなさが苦手のようです。


書くとしたら正直な評価と「トリップアドバイザーに従業員の名前と共に書き込みを強要されました」って書くし!!!

実際見たら、全てのレビューに不自然なくらい彼の名前が並んでるのね。
もちろん彼に良くしてもらった人もいるんだろうけど…

僕、別になんも良くしてもらったエピソードないし!!!!!

その後もロビーにいると彼に会って「書いた?」としつこいから避けるように部屋に引っ込み…


最後の最後まで、なんか嫌な気分の残るジャイプールだった。

が、

後日、アーグラで会った日本人はジャイプールで同じような体験をして、とても楽しんでいた。


最初にリキシャーのガイドに捕まったが、とても良い人で一日チャーターが楽しく、映画も見に行ったりしたこと、
ホテルでも従業員と仲良くなり「トリップアドバイザーに書いてくれ!」と言われたから彼に文章を考えさせてそのまま書いたこと、
をとても楽しそうに話していた。

なんかその話を聞いて、結局僕がインド人にバリアを張りすぎただけだったのかな…とも思って反省したり。


ガイドだって、不信感をずっと抱きながら機嫌悪そうなやつをガイドしたくないよね…。

今回ジャイプールに嫌な印象を残してしまったのは、自分のせいでもあるよなー。

もちろん、金払いを良くすればガイドも盛り上げてくれるし、楽しく観光できるんだろうけど、適正以上の金を払いたくはない!

ここらへんの交渉を明るくポジティブに、気持ちよくやっていくのが今後の課題かな…と思うのである。

ただ、ジャイプールの街は特に「悪いインド人」が多いのは事実なので、注意です!!!


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