2013年6月15日、世界一周スタート。

世界を自分の足で歩いて、空気を吸って、自分の経験にしたい。
ダンサー、俳優、パフォーマー、表現をする人間としての自分の一部にしたい。
自分の中の世界地図を埋める旅。

タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(2回目)→マレーシア→シンガポール
→中国(広州)→マカオ→香港→中国(北京)→インド→ネパール→トルコ→ブルガリア
→ギリシャ→イタリア→バチカン市国→サンマリノ→スロベニア→クロアチア→モンテネグロ
→ボスニアヘルツェゴビナ→セルビア→ハンガリー→ポーランド→チェコ→オーストリア→ドイツ→(一時帰国)
→イギリス→フランス→スペイン→モロッコ→エジプト→ケニア→南アフリカ→アルゼンチン→ウルグアイ→チリ
→ボリビア→アメリカ→日本帰国

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2013/09/30

僕がインド一か月滞在で使った金額!

ついに!ついに約一か月滞在したインド、最終日!


僕が日本を発って3か月と少し。
計3週間くらいいたタイを抜いて、インドが最長滞在の国になった。

けれどインドはホントに広いね!
全然一か月じゃ足りなかった。


僕が行ったのは、

首都デリーから始まり、

砂漠のジャイサルメール、

ブルーシティ、ジョードプル、


ピンクシティ、ジャイプール、


タージマハールのアーグラ、


そしてガンジス川のバラナシ。


あれ!?6都市しか行けなかったのかー!


僕のオススメはやっぱり、ジャイサルメール!!!

★記事はコチラ↓


一番初めに行った街が一番良かった!街も、人も!
そして何と言ってもキャメルサファリ!満天の星!絶対オススメ!


逆に最悪の体験だったのが、ジャイプールとバラナシ!笑



街はともかく、詐欺ね。
街はバラナシは絶対行った方がいい!ジャイプールはそうでもない!笑

しかしインドはホントに楽しい!
まず、全てが突っ込みどころ満載!
道歩いてたら牛が当たり前のようにいるし、
牛は神様の乗り物で神聖なはずなんだけど、邪魔な牛はみんなバシバシ叩くし、笑
もう、一人で旅してても笑いどころが多すぎる!

そしてインド人は感情的だからこっちも感情的になる!
普段キレないのに、キレちゃう!笑
日常生活に刺激の足りない人はぜひインドへ!?

本当は行きたかったけど、日数的に行けなかったが、ヨガの聖地リシュケシュ!
あと南インドのハンピもめっちゃいいとこらしいんで行きたい!


そう、インドは「もう二度と来るもんか!」派と「絶対また来る!」派の両極端に分かれると言われてるけど、僕は


絶対また来たい!派だった!


やっぱり騙されたりとか嫌なこともあったけど、この独特のエネルギーはすごい!
なんか、「あー、生きてるなー。」って感じがするんだよね。

あと、やっぱり嫌なことがあったのは、メジャーな観光地だった。
もっと田舎の方のインド人は良い人が多いって聞いたから、そっちのインドも見てみたいなーと…。

まぁ…僕は1か月でだいぶお腹いっぱい。
じゃあインド3か月行けるか!?って言われたら、それは厳しいかも笑


この世界一周中にはもう来れないと思うけど、また今度!
次はヨガの修行に来たいなー!


そして僕のインドの旅は8月28日~9月25日で、ちょうど日本の大学生の夏休みと丸被り!
だからどこに行っても日本の大学生だらけだった!

けれど、この大学生たちは本当にいい選択をしていると思う!

インドはやっぱり1週間くらいの休みでは全然全然、足りない。
広いから都市間の移動に時間がかかる!しかも列車遅れたりするし。
だからやはり余裕を持って長めの日程がマストなんだけど、バックパッカー的な旅行をすれば滞在費自体はすごく安いんだよね。
金額については下の方で発表します。

実は1週間滞在でも1か月滞在でも旅費自体はそんなに変わらない。
そこらへんも学生向きと言えるのではないかなー!

そして、出会いもたくさん!

たぶんガイドブックに載ってる安宿とかレストランに行けば、ほぼ日本人がいる。
あと列車でも必ず会ったなー。
みんなインド人を警戒してる分、日本人同士の結束が強まるのか、すぐ仲良くなれる!
情報交換したいからね。


日本で。

電車で隣に座った女の子がめっちゃ好みのタイプ!!!
しかも「進撃の巨人」読んでる!!!マジか!!!

…けど、声かけらんないよね!?
「声かけられますけど」ってイケメンはガンジス川の水飲んで病気になれ!!!


インドだと、列車でも宿でも会ったら必ず話せる!
そして「あ、これから飯行くんすけど、良かったら一緒に行きません?」ってなる!
で「じゃFacebook教えてよ!日本帰ったら撮った写真送るねー」

女の子もインドは不安だから情報欲しいし(女の子は仲良し女子二人旅が多い)!


これがインドマジック!


みんなすごい楽し そう だったよー。



…僕は大人数苦手なんで、ぼっちでしたけどね!!!
ロビーがワイワイしてると、部屋から出ていけないタイプです!!!








…(やっといなくなったか。メシ行こ。)


さて!

そんな大学生にもオススメのインド旅。

僕の滞在約一か月(28日)でかかった滞在費は、



28676ルピー!
1ルピー=1.57円(2013年9月)の計算で


45021円!



宿泊費、食費、移動交通費(列車・バス・タクシー)、観光費、他(日用品等)、です。
航空券代とビザ代は含まれてません。

内訳とかメンドイんで割愛しますが(笑)、宿泊費と食費だけ。

宿泊費:14970円(一泊平均531円)
食費:13660円(一日平均487円)

僕はインドではドミトリーはジャイサルメールだけで、あとはシングルルームだったし、
食事も特に節約は意識せず食べたいメニューを頼んでたし、
割高なマック行ったりカフェでコーヒー飲んだり…。
お酒は飲まないけど必ずコーラ飲むし、部屋でおやつ食べるし…
移動も電車は楽してちょっと高いやつ(エアコンありの二段ベッド、2A車両が多かった)乗ったし。

なので節約した意識は全くないけど、バックパッカータイプでこのくらい!


てか、日本にいるより確実に安上がりだよね。
なので「インド半年旅しました」とか言う人、結構出会いました!


たぶん、地球上でもっともクセのある国、インド。
そのぶん到底一度では味わいきれない魅力あふれる国でした。


人間臭い、そして人間的に強くなれる国、インド。
オススメです!!!


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2013/09/29

列車で出会った欧米人美女と急接近!?と思ったら…

体調崩したりして結局一週間滞在してしまったバラナシから、首都デリーへ夜行列車で戻る。


デリーで3日くらい過ごしたら、約一ヶ月いたインドともサヨナラ!!!


デリーはインド入国した時に5日くらいいたから、不安は何もない。
もう、この列車に乗り込んだ時点で僕のインドの旅は終わったも同然だった。


インド、想像以上に凄まじい国だった…。
騙されたり、騙されたり、騙されたり…笑


最初は街を歩くだけでインド人の視線が怖くて、ATフィールド全開で全てをガン無視してた。

今なら大丈夫。距離感がわかってきた。
警戒心バリバリなのも、良くないんだよねー。
それはそれで、向こうも「こいつビビってんな?」って舐められるんだよね。

インド人が空気読まずにグイグイきすぎてウザいのはウザいけど…流し方もわかってきた。

なんだか人対人のコミュニケーションのあり方を学んだ、インド滞在だったな。



そんなインドの最後の列車では、近くの席になった美人の欧米人女性と仲良くお話!


列車内の短い時間だが、こういう旅行者同士の出会いは楽しい!
インド人を信用しきれない分、旅行者同士の距離が縮まりやすいのかもしれない。

彼女はルクセンブルクから来たらしい!
訛りが耳慣れなくて、会話がちょっと疲れるが、それはお互い同じことだろう。


女性「ブッダガヤは行ったの?」※ブッダガヤとはブッダが悟りを開いた地。
ううん。いってないんだよねー!
「バラナシだけ?」
あとはラージャスターン地方とアーグラかな?

「ジャパニーズはブッディストでしょ?なんでガンガーは行くのにブッディストの聖地に行かないの?」

うーん。実は日本人の多くは、無宗教なんだ!僕も、仏教徒ではないんだよねー、と話すと…



「そう……グル・グラントって知ってる!?」



???



聞いたことのない単語だったので聞き返す。



これなんだけど…とリングノートのようなテキストのようなものをカバンから出す。




…ここから15分くらい、シク教の布教タイム!!!!!




まさかの、ルクセンブルクから来た女性にがっつりシク教の勧誘される!!!!!



えーーーーーーーーーーーー!ナニコレ!!!
逃げ方がわからない!!!
どこ!?「にげる」コマンドどこ!?


日本の震災と津波の被害にとても心を痛めておられる心優しい方でした…。


「メールアドレスを教えて!情報を送るわ!嬉しいわ!!!!!日本には救いが必要だわ!」



キラキラした彼女の瞳と、完全に引いた僕。


最初仲良くなってしまった手前、引き際がわからなくて苦労した。

「う、うん…僕、ちょっと疲れたから寝…よう…かな?…おやすみ…」


…コミュニケーションって難しィィィィィィィーーーーーー!!!!


無宗教は良くないってのはホントだね!!!
とってもめんどくさいことになるね!!!

もうこの先僕は絶対に無宗教とは言わないと心に決めた!!!


コミュニケーションのあり方を学んだインド滞在のラスト。


ラスボスはインド人ではなくて、シク教徒の欧米人女性だった笑



ちょっとグッタリして、デリーに帰ってきた僕は宿に荷物を置くと、
デリーのオシャレスポット、コンノートプレイスへ!

ストレス発散!!!

朝マック!!!


からの!

オシャレカフェでケーキ!!!濃厚なチョコケーキ!

バラナシの反動で、めっちゃこういうの食べたかったーーーー!!!


残ったインドルピーの贅沢使い!!!


インド滞在あと2日!!!まだインドルピーはある!!!


毎日ケーキ食える!!!


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2013/09/28

バラナシの火葬場の詐欺師とバトル。

ガンジス川のボートから朝日を眺めた日。


ボートから戻ると、宿の前のガートでのんびり。
まだ犬も寝てる。
いや、野良犬はずっと寝てる。



ボートに乗ったのが朝6時前だから、ずいぶんのんびりしても8時にもならなかった。

ベンガリ・トラ通りに戻り、朝食をとる。
モナリザというカフェがWi-fiも使えたので毎日通っていた。
イングリシュ・ブレックファスト100ルピー(150円)。

しかし日の出から活動すると一日が長い。
その後、僕は有名な火葬場のあるマニカルニカー・ガートへ向かった。
ガンジス川沿いにあるバラナシで一番大きく、有名な火葬場。
24時間火が絶えることはないらしい。

マニカルニカー・ガートの行き方は結構わかりづらい。
宿であった日本人も「なんか街中で少年に案内してもらったんスけど、そうとうクネクネ道を曲がりました。」と言っていた。

そっかー、じゃ僕もテキトーに少年に捕まって案内してもらおうかなー…と思って歩き出す。



が。



捕まろうと思って街を歩くが少年に遭わず!!!!!


捕まりたくない時はいる癖に、捕まりたい時にはなぜかいない法則発動!!!

しかたなくgoogleマップと方角を頼りに迷路のような路地を30分くらいテクテク。

「とりあえず、川の方に出ればいいんだろ」、と思って歩いてたら、


着いたー。


火葬場の方に行くと、すぐにガイドのような青年が話しかけてきた。

「私はボランティアで火葬場の案内をしています。これはボランティアなのでチップは必要ありません。私のカルマのためにしていることですから。」

なるほど、英語もしっかりしてるし、見た目も学生風でそんなに悪いヤツではなさそうだった。


…こいつが悪いヤツってのは知ってたけど。
宿の日本人から話聞いてたしガイドブックにも載ってる。
詐欺師である。


火葬場には3階建てくらいの建物があり、観光客はその2階部分から火葬場を眺めることができる。
そこに入るには一切お金はかからず自由に見れるのだが、どうも必ずこいつらがくっついてくるらしい。
詐欺師なのはわかっていたが、金を払わなければいいと聞いていたので、しかたなくこいつの案内の受け入れ中に入る。
ちなみに火葬場の写真はNG。これは撮っても大丈夫、と言われたから撮った。



火葬に使われる、薪。
この後で重要な役割を果たすから、あえて注意を引くために撮らせるのだろうか。

建物の中には僕のほかに欧米人の観光客が一組いて、彼らにもガイドがついていた。


建物から火葬場を見下ろす。

人が焼かれるにおい、煙。焼かれて小さくなっていく人間の身体を初めて見た。
遺体は初め布にくるまれているが、焼かれていくうちに形がはっきりしてくる。

ガイドはかなり詳しく説明してくれた。

ヒンドゥー教の教えでは、人は前世からのカルマ(業)を背負って生まれ変わり、苦しみに耐えなくてはいけない。
しかしここで焼かれて灰になり、ガンジス川に流されると輪廻から解脱することができる。
それはヒンドゥー教徒にとって最高の幸福らしい。

他にも、
子ども、妊婦、事故に遭った人、蛇に噛まれた人などは火葬してはいけないからそのまま重石をつけてガンジス川に流すこと。
この建物は「死を待つ家」で、ガンジス川で死ぬために死を待つ老人たちがいること。
火葬の種火は5000年燃え続けていること。

そして、
「一体焼くのには3時間かかる。200キロの薪が必要で1キロは150ルピー(225円)。けれどみんながみんな薪代を払えるわけじゃないんだ。だから、あなたも薪代を寄付してほしい。」

…本題に入ったか。と思った。
この薪代が詐欺だ。
ここで彼らに薪代として寄付金を渡してもその金は彼らの懐に消えるだけなのだ。

「うん。あとでね。しばらく火葬を眺めてていいかな?」と言ってとりあえずやり過ごす。
「もちろんだよ、存分に見学していってくれ。」と彼も言った。


布にくるまれ運ばれてくる遺体。焼かれていく光景。
風向きによって、煙が目に染みる。
人の死について考えるときの感情。祖父母のお葬式を思い出した。

燃え上がる遺体の横には、ガンジス川が流れている。
僕が今朝乗ったボートも浮かんでいるし、数10メートル以内のガートには沐浴してるひとも泳いでいる人もいるだろう。
灰が流れていくのをみていると、ちょっと沐浴する気にはなれないなと思った。

普段見ることのない光景を、不思議な気持ちで眺めていた。


…が。


暇なのかガイドの青年が話しかけてきて、ゆっくりと眺めることさえできない。

自分は18歳で、日本の大阪にガールフレンドがいて…「バラナシ、ハブラシ、スバラシイ!」



…こいつは詐欺師だと確信した。
いや、知っていたが、どうしようもないヤツだと確信した。

そして「薪代を寄付してくれないか?その後で見ててもいいから」と言ってくる。
早く払わせて、次の観光客のところに行きたいんだろう。

もう少し見ていたかったが、ここまでのようだ。

ただ、ガイドは実際タメになったし、その分のチップくらいは渡してもいいかと思い、
「50ルピーでいいかい?」と聞くと
「薪は1キロからだ。1キロは150ルピーだよ。みんな5キロ分くらいは寄付する。」と言う。

「そう。僕はそんなに払うことはできない。」と言うが
「みんな5キロ分寄付してるんだ、払え。」と言って50ルピーは受け取らない。
これはダメだと思い階段を降りて行こうとすると、階段の下から別の男が現れ、
「おい、金を払え!」と道を塞いできた。

18歳のガイドはひょろひょろして背も低かったが、この男はそこそこガタイもよかった。

あ、こいつはヤバイ、と思って足早に男をすり抜け階段を降りて行こうとすると、「待てコラ!」と恫喝され男に腕を掴まれた。

もう引けないと思い僕も
「何掴んでんだよ!!!!」と怒鳴って振り払い、階段を駆け下りる。
建物の入り口にも仲間らしき男が3,4人いたが、そのまま人がたくさんいる方向へダッシュで駆け抜けた。

男達は追ってこなかったが、ガイドの青年だけが少しついてきて
「あんなに長時間説明しただろ!チップ寄越せ!」と叫んでいた。


そして捨て台詞に「バッドカルマ!」と言って、ついて来なくなった。


自分のカルマのためにボランティアで無償でガイドをしている、と言っていたヤツが最後には
「チップ寄越せ!このバッドカルマ!」と叫ぶ。


…もうなにがなんだかわからない。
では、神聖な場で恫喝し詐欺を働くこいつらのカルマはいったいどうなっているのか?
そこんとこをどういう風に考えているのか、本当に知りたい。


迷路の路地を戻りながら、動悸がおさまるのには少し時間がかかった。
腕を掴まれて恫喝されたのは、正直結構ビビった。
そんなに事件に出会ってもないけど、強行手段に出られたのは初めてだったなー。
逃げられて良かった…。


あとで宿のオーナーのインド人に話したが、やはりあそこはトラブルが多いので近づかない方がいいらしい。
「1ルピーも払わず逃げてきた」と言ったら、
「それでいい、絶対払う必要はない」と言っていたので僕の「バッドカルマ!」のモヤモヤも楽になった。

部屋に戻ったらすぐにシャワーを浴びた。
煙の臭いのついた服もすぐに洗濯したかったけど、夕方にデリー行きの列車に乗るので洗濯したら乾かない。
ビニール袋に入れてバックパックに突っ込んだ。


聖なるガンジス川と、火葬場と、そこで詐欺を働くヤツ。


結局1週間滞在したが色んなカルチャーショックがありすぎて、「なにがなんだかわからない街」という僕のバラナシへの感想は、
白髪のジイさんのリキシャーマンに揺られ、ガンジス川を後にしながらゆっくり消化していった。


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2013/09/27

旅人にとってマイナスのiOS7アップデート、「撮影地」が消えた…。

ブログはインド編終盤、バラナシですが、
リアルタイムは現在ネパールのカトマンドゥにいます。
ちょっと時事ネタで僕の旅に関わる事件が起きたので、それについて。


世間ではiPhone5S/Cが発売されたらしいですね。
iPhone5Sを買う予定は今のところありません。
とりあえず旅中に今のiPhone5を失くしたりしない限りは…。


けど同時にiOS7がリリースされたので、それを先ほど宿のWi-Fiでアップデート。


おー!なんかちょっとポップな感じになっててかわいい!
まだちょっと慣れないけど、使いやすいのかなーといじってたわけです。



すると!



…!!!



ちょAppleさん!



なんてことしてくれたんですか!!!




カメラロールの撮影地でのピン表示が、無くなってる!!!


なんかオシャレなサムネイル表示になったのはわかるけど…!



撮影地がない!!!



これ!

iOS6のころには確かにあった、写真の位置情報を読み取ってピンを打って表示してくれる機能。


昔にスクリーンショットしていたのが残ってた。

日本中で撮影してピン刺しまくったのにーーーーーーーーー!



僕、劇団四季に所属させていただいていた時に、計2年半くらいで日本を4周くらいさせてもらったんです。

劇団四季っていうと、ライオンキングとかキャッツとか、東京や大阪など大都市の専用劇場で公演してるのをイメージされやすいかと思うのですが、それ以外にも「全国公演」というものがあります。

全国公演にも4か月くらいで全国の主要な都道府県を回る大人向けミュージカルのツアーと、
小学生の児童招待公演で、一年かけて全国100か所以上の市町村で公演する子ども向けミュージカルのツアーがあります。

これら全国公演を「旅公演」と呼んでいました。
旅公演に入ると、大体一か月くらい家には帰らず、各地のホテルを転々としながら移動して各地の劇場で公演を行います。

僕は在団中、その「旅公演」に恵まれたんですね。
大人向けのツアーも子供向けのツアーも参加させていただき、全国くまなく回りました。


これまでの人生で旅行ってのをほとんどしたことがなかったのに、北海道から沖縄まで、ほぼすべての都道府県で公演させていただきました。
ほぼ、ってのはたまたまダブルキャストの別の人が公演したりで行ってない県もあって、それが鳥取と宮崎。
この二つだけは公演をしてないんです。惜しい!!!

他の45都道府県は全て、計230くらいの会場で公演してるはずです。
つまり一つの県平均5公演くらい。
各県の大きめの「県民会館」とかの劇場は大体公演させていただいてると思います。

ダンサー・舞台人としても、これだけ多くの劇場に立たせてもらえるというのは貴重な経験です。
色々なサイズの劇場、客席、楽屋、リハーサル室。
夏の暑い日も、雪の降る凍えるような日もありました。

五島・石垣・宮古・奄美・徳之島・沖永良部なんかの離島も行かせていただき、本当に貴重な経験でした。

もちろん、公演の合間合間、休演日や移動日には観光をする時間もあります。


そしてこの「旅公演」で日本中を回ったことで、世界一周への夢が生まれた部分もありました。

理由の一つとしては、実際に自分が訪れると、その先もその土地と人を身近に感じられること。
それが、世界中に広がったら、もっと世界を身近に感じられるんじゃないかと思ったんです。

スポーツの国際試合とかを見て、「知らない国VS知らない国」だったのが「知ってる国同士」になったらそれだけで楽しくなりませんか?
海外のニュースだって、きっともっと興味を持って見れるようになる。
それが自分の人生を豊かにしてくれるんじゃないかなーと思ったわけです。

自分の行ったことのある場所、を増やそうと。


日本の旅公演での話もいろいろ楽しい話はあるので、いつかできたら…。


…ちょっと脱線しましたが、

その、僕の日本の旅の記録が…

なくなったァァァァァァァァァァァァーーーーーー!

いや、別にその事実がなくなったわけじゃないけど、これをたまに見て思い出に浸ってニヤニヤしてたのにィィィィィィィーーーー!

これ、ピン少ないけど、指でグワァァーーーって拡大するともっと
ウジャァァァァァァーーーーーーーーーーーーってピン増えるからね!

こんなもんじゃないんです!!!


それがぁぁぁぁぁぁ!
Appleさんマジやってくれたわァァァァァァァァァァーーーーーー!

なんか違うーーーーー!

しかも最長一年単位でしか見れないし、前のピンのが良かったし!!!

帯広の豚丼と函館のラッキーピエロが写ってるー!食ってばっかみたいじゃーん!
(けどラッキーピエロうまいよね!)

世界一周に旅立ってからもせっせとiPhoneでも撮影して位置情報残してたのにー!!!

まぁ、いつか復活を期待して、引き続きiPhoneでも撮影するけど。


はぁーーーーーー。
かなり愕然とした、iOS7更新でした。


あ、iOS7でちょっとだけ便利になったと言えば、

フリックひとつで電卓と懐中電灯が出るようになったこと。
Wi-fiのONOFFの切り替えも簡単にできるようになったこと。


かな。
電卓と懐中電灯は旅中よく使うから1ページ目にわざわざアプリを移動してたので、かゆいところに手が届いてる感じ。

けど撮影地ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!次回の更新で復活することを祈ってます。
無理かなー…。


ちょっとタイムリーなネタだったので今しか書けないと思い書いてみました。
明日はバラナシ続きから行きます!


あと、これまでの各地でのアクロ写真をまとめたページ作りました!
★各国アクロバットまとめ
PCモードでは右のところに、スマホモードでは上のほうから見れるはずです!
随時更新していきまーす。


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2013/09/26

僕を振り向かせるインドの客引きの天才的な一言。

観光地の外国人が日本語で話しかけてくる→要注意の怪しいヤツ!

ってのは旅の基本だが、インド特にバラナシは日本語が達者なヤツが、まぁー多い!

そういうやつらは英語も話せるし、「こいつらもしや、めちゃくちゃ頭いいのでは?てかその勤勉さでマジメに働いたら…?」と思う。


あとバラナシの見どころ「火葬場」って英語でなんて言うかわかんないし、現地語でもなんて言うかわからないよね?

火葬場の行き方は、結構複雑で難しい。
行き方を聞きたいけど、聞き方がわからない…。


でも大丈夫。

「どこ行くの?火葬場?」って道案内チップ目的のインド人が日本語で話しかけてきてくれるから笑



さて、今日はバラナシで出会える素敵な日本語を話すインド人たちを5ケースご紹介!


ケース1、日本語ペラペラの少年。

ダシャーシュワーメード・ロードをガート方面に歩いていくと必ず話しかけてくる、少年。
バラナシに行ったら絶対会えるんじゃないかな?笑
ダシャーシュワーメード・ロード

10歳くらいなんだけど、もう、日本語ペラッペラ!

「お兄ちゃんの奥さんが日本人」らしい。ホントか!?
そう言う風に言うやつ結構いるけど、日本人ってそんなにインド人と結婚してんの?

一人、「ワタシの奥さん日本人!だからワタシ日本語ちょっとだけペラペラ!」ってやつがいたんだけど、日本語のボキャブラリー少ないし発音悪くてよくわかんないしムカついたから、
「君の日本語、あんまりうまくないよ!」って教えてあげた。

で、10歳くらいの少年ね。

基本的に彼の知り合いのお店に連れて行こうとされるんだけどね。
歩いて話してるぶんには、楽しい。ついていったらめんどくさそうだから歩きながらの会話だけにしたけど。

あまりにも商売上手だししっかりしてるから、子どもってことを忘れてしまって、
「君の日本語はホントにすごいよ!将来日本で働いたらいいよ!」
って軽く言ったら

「……行きたいよ。…いつかね…。」

ってちょっとリアルな感じになってしまった。
そうだよね。普通のインド人にとって、日本で働くことは決して簡単なことではないよね。
少し軽く言い過ぎたな、と反省した。

しかし、10歳くらいの少年が日本人にターゲットを絞ってせっせと商売してるのはなかなか考えさせられるものがある。
彼がこのまま日本人からボッタクリまがいで金を巻き上げる嫌なインド人になってしまうのなら、悲しい。


ケース2、日本語の発音がめっちゃ上手いインド人

この人もベンガリー・トラ通りに行けば会えると思う。

普通のインド人は「トモダチ!」とか「コンニチワ!」とか明らかにインド人の発音だから、物売りに話しかけられても基本的に無視すんのね。

けど、この人はめっちゃ発音を練習したんだろうね。


彼の店を通り過ぎたくらいのタイミングで後ろから

「こんちわー。」

って話しかけてくるんだけど、

完全に日本のニイちゃんの発音なの 笑
高円寺あたりの古着屋の受付でボーッとバイトしてそうな、タメ口のニイちゃん笑

ちょっと気だるい、口あんまし開いてない感じね。

「こんちわー。」

あれ、日本人に話しかけられたかな?と思って振り返ると、

こいつなの。

してやったり顔。


で、
「…いる?」って言うんだけどこの発音も上手い笑

これ、僕3回引っかかったからね笑。
イラっ!とするけど、やりよるわーーーー!笑

発音の一点特化、重要です。

ベンガリー・トラ通り

ケース3、マリファナの売人

インドには、マリファナの売人がそこら中にいる。
多分、買おうと思ったらすごく簡単に買えるんだと思う。買わないけど。


「…ハッパいる?」
って話しかけてくるんだけど、僕はいつも無視。


そしたら彼は、「ハッパ」って隠語が伝わってないと思ったのか、


「麻薬いる?」って


いやいやいやいや!!!!!


そうじゃなくて!!!笑

ハッパは知ってるから!!!けどいらないの!!!

そこはちゃんとオブラートに包んで!!!
麻薬とか言っちゃダメ!
いや、別に誰が聞いてるわけでもないし、バレバレだし、いいのか!?笑

写真は一切関係ありません。


ケース4、インド人は下ネタのレベルが中2。

いつものようにガン無視してスタスタ歩いていく僕。

インド人はなんとか反応させて笑わせようと思って、すぐ下ネタを言う。

「○○○ー!笑」って小学生か、お前は!!!

「□□□ダイスキ\(^o^)/」って中学生か!!!!


かと思えばすれ違いざまにボソっと

「…☆☆☆(ニヤリ」ってちょっと高度な言葉を覚えたての中2か!!!


ケース5、僕を振り向かせる達人。

「ヘイ!ジャパニーズ!」
「コンニチワ!」

ってみんな遠くから呼び込んでくるんだけど、僕は無視してスタスタ歩いていく。

「ダブダブパンツ、80ルピー!ヤスイのプライス!」
これ、定番ね。アリババパンツってインドズボンは「ダブダブのパンツ」で通じるみたい。

「バラナシ、ハブラシ、スバラシイ!」←ギャグも寒い。

とまぁ何を言われてもガン無視してたんだけど、

後ろから



「ヘイ!そこのチビ!!!!!!」




って言われた瞬間、


おい。

今、俺のことチビって言ったのは、どのクチじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!


って反応しそうになった。
危なかったわーーーーー笑

てかインド人も背低いやつ多いやろ!!!

けどしばらく歩いてからチラっと振り返る。


バラナシのインド人は日本人を呼び止めるために日夜研究しているのである。

そしてそんなインド人をちょっとかわいいと思ってしまう日本人女子が言葉を教えてるのだろうか。

個人的には「発音がめっちゃいいインド人」が好き(笑


こんな愉快な彼らに会いたくなったら、ぜひバラナシへ。
逢いたくなくても、バラナシに行くと多分遭います笑


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2013/09/25

ガンジス河でバタフライ!!!(ダンサー版)

ガンジス川で側宙をしたらもう日が昇ってしまったので、その日はボートに乗らなかった。


朝日をボートから眺めたいと思っていたので。


翌日。

再び夜明け前に部屋を出る。

ベンガリ・トラ通りを抜けて、メインガート、ダシャーシュワメード・ガートへ。

ガートとは、階段状になった堤のことで、つまり沐浴場だ。
バラナシには84のガートが並んでいるらしい。
乾季にはガートを歩いて移動できるらしいけど、今は少し増水してるからそれはできなかった。

まだ日の出前だが、すでに巡礼者や観光者など多くの人で賑わっていた。


「ジャパニーズ!ボート?」と呼ばれ、

すでに7~8人乗ってるボートに乗る。
一時間100ルピー(150円)、でみんな話がまとまったらしい。



昨日より雲も少なく、綺麗なサンライズが見れた。

東側を見れば、日の出。
西側を見ればガートが見れる。

一時間は飽きないちょうどいい時間だ。



ガンジス河でクロール、は結構いる。

もちろんガンジス河(ガンガー)はヒンドゥー教の聖地だけど、
洗濯もするし、身体も洗うし、死体もゴミも流す。
泳いだってバチ当たりでもなんでもない。

観光のついでに泳いでく人も、日常的に泳いで遊んでる人たちもいる。


ゲストハウスのシーツを乾かしていた。
え、そこで乾かしてんの…?地面じゃん…笑


宗派なのか階層なのか、いろいろな祈りのやり方がある。
真剣な眼差しで祈り続ける人もいれば、仲間と楽しそうにやってる人もいる。
黙々と手順をこなす人もいる。

そしてそれをボートから撮影する、僕たち観光客。不思議だ。




真剣なおっちゃん。

ボートに横付けして、物を売ってくる人たち。
ガンジス河の水を器に入れて持って帰れるんだって。
甲子園の砂みたい、って思った。


 横付けされるの図。売れないの図。


一列に並んで水をかけていた。おもしろいなー。



右の柱まで増水するときもあるらしい。




ガンジス川。独特で、奇妙で、魅力的な光景だった。
僕はヒンドゥー教徒ではないし、全く詳しくもない。
ガンジス川に対して特別な思い入れもない。
僕は信仰心もないし、祈りをささげたりっていう習慣もない。

けれど、たくさんの人が祈りをささげている姿に、圧倒的な衝撃を受けた。
この光景は昔から変わらないし、これからも変わっていかないのだろうか。
「宗教」は人類の持つ素晴らしい文化だと思う。

宗教観は、物語や人物の背景としてすごく重要。
そこを突き詰めていくと役作りや作品理解が全然変わってくるし面白くなる。
宗教による対立や戦争なんかは表に出てくるからわかりやすい。
けれど表に出てこないところで、一見不可解な行動の根源が「宗教」や「信仰心」からしか説明できない、そんなこともある。(そのくらい、日本人はそれらに鈍感だと思う。)


国籍、人種、宗教、性別、時代、人間以外の生き物にさえ…様々なものを越えて役に入っていく。
完全に理解できるなんて思わないけど(そして理解したなんて驕りだと思う)、役を理解する努力はできうる限りするべきだと思う。
劇団に入って、そういうことを教えてもらったけど、ダンサーでもなんでも表現するのにはそれは必要だな、と思う。
知らない世界を、理解しようとすること。
僕の旅のテーマだなー。

ガンジス川の光景は、確実に僕の心に刺さるものだった。来て、本当に良かった。
もっと勉強しなきゃ。。。




ボートから見学を終えた僕は、昨日と同じガートに戻り、ボーっとした。


あ、インド犬だ。おでこ赤いし。絶対そうだ。



そうだ、「ガンジス河でバタフライ」しなきゃ…。


「ガンジス河でバタフライ」、とは、
長澤まさみ主演、宮藤官九郎脚本のドラマ。


あらすじ(ウィキペディアより

平凡な女子大生の高野てるこは、就職活動の面接で落とされそうになったはずみになぜか「ガンジス河でバタフライしました、私」とつい口をすべらせてしまい、インドを旅することになった。初めての海外「インド」へひとりで旅立ち、さまざまなカルチャーショックを受けるが、旅を続けていき、様々な体験をしていく。

インド旅行の定番ネタが盛り込まれてて、面白いです。
安定のクドカンです。
インド行く方、インドに興味がある方は、楽しめると思いますのでぜひ見てみてください。



てことでしました、バタフライ。


バタフライっていうアクロバット技です。


だってバタフライ(泳ぎの方)なんかできないもん。
たぶん、バタフライやったらガンジス河じゃなくても溺れて死ぬwww

ちなみに、ガンジス川は洗濯もするし排泄物も死体も流すし、病原菌の宝庫。
インド人は泳いでるけど、日本人は沐浴しただけで高熱が出たり下痢が止まらなかったりするらしいので、バタフライ(泳ぎの方)は自己責任で!!!

けど、「沐浴してきましたー」って日本人の大学生結構いた。


長澤まさみ、ここでバタフライしたのかー!すごいなー!!!


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2013/09/24

復活のアクロバット。聖なるガンジス河で側宙を飛ぶ!

風邪引いて寝込んだバラナシ生活。

アンニュイな、ニート生活の日々。
お腹が空いたら動き出す、このバラナシの野良犬と一緒。

インド、特にバラナシは野良犬の数が半端ない。
多分、食うには困らないからかな。
都会のゴミ捨て場を舞台にした「DOGS」というミュージカルを作るなら、舞台はバラナシがいいと思う。

ジェット団、集合!
あ、それはまた別のミュージカルだわ…。



バラナシ一泊目の宿はWi-Fiが調子悪く、一度も繋がらず。
そして部屋も風通し最悪という、病人を追い詰める宿だったために一泊で移動。


二泊目からの宿は、部屋でWi-Fiが使える!!!

それから僕の毎日の活動といえば、

ほぼベッドの上でアニメ見て、ドラマ見て、ゲームして、Twitter呟きすぎる、という完全なるニート生活。

宿からガンジス川までは、徒歩30秒。

ちょうどこの頃ブログでは、「インドで宙返りをしたら子ども達の人気者になったの巻!」で側宙のことを書いていて、
「今風邪引いてるんすけど、風邪治ったら側宙して動画あげます。」
って書いてしまった。


…行ったら側宙しなきゃ行けないし、その瞬間このニート生活が終わってしまう気がして、


完治するまでは断固として川には近づかず!!!!!


お腹が空いたら宿の一階の食堂で、ご飯を食べる。
日本人宿ならぬ韓国人宿だったため、コリアンメニューが豊富。
安いうまい。

僕は旅に出てからはだいたい一日二食なんだけど、さすがに二食とも宿の食事は飽きるので、夜は外で食べたり。
今度はお外で日本食、生姜焼き定食。
米はパッサパサだけど、生姜焼きだし味噌汁だし。付け合せはキムチだけど。


僕のインド滞在期間中は日本の大学生の夏休みとドン被りで、バラナシも日本人の大学生だらけ。

だいたい日本人の行動エリアなんか同じなもんで、どこの店行っても日本人に会う。

日本で、レストランで初めて出会った人に声かけますか?
そんなん日本でやったらハイパーリア充ですよね?

けどそれが平然とできてしまうのが、海外旅行。…恐るべし。

「こんちわー!あ、隣座ってもいいすか?」
  「あ、はい…」
「大学生すか?」
  「あ、いや、いちお、社会人デス」
「マジすか!大学生かと思いました、すいません!見えないっすね!バラナシ何日目っすか?」
  「あ、もう4日目…なんですよね…。」
「まじすか!長いっすね!俺今日着いたんすけどオススメとかあります?」
  「あ、僕、風邪引いちゃって宿から出てないんで、まだどこも行ってないんですよね…」
「そうなんすか…大変すね…(なんだこいつ使えねーな)」

リア充の。アラサーニートを見る目の冷たさを、僕は忘れない。


そして順調にニートをしていた4日目、宿のWi-Fiが不調になる。


…やることなくなった。





…あ、ガンジス川行こう。…明日。


ニート、目を醒ます。

やはりニートを立ち上がらせるにはネットを遮断する、兵糧攻めが一番効果的である。


翌朝、日の出の前にアラームを鳴らし、ガンジス川へ。

「ヘイ、ジャパニーズ、ボート乗るか?」
と声をかけてくるが、「乗らないよー」と言って川べりに座る。

もう、沐浴を始めてる人も、たくさんいる。

ボートに乗ってる観光客。
泳いでる人や、洗濯してる人。
ガンジス川はなんでもありだ。

ガンジス川の向こうから、日が昇る。
少し雲があるが、水面に朝日がキラキラと反射してとても綺麗だ。


朝6時、寝起き、病み上がり。

ちょっと気合いがいる。


…よっしゃ!と気合を入れて、

聖なる川に反射する朝日を浴び、

僕は飛んだ。



風邪、治りました。


明日はボートからのガンジス河の写真。


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