2013年6月15日、世界一周スタート。

世界を自分の足で歩いて、空気を吸って、自分の経験にしたい。
ダンサー、俳優、パフォーマー、表現をする人間としての自分の一部にしたい。
自分の中の世界地図を埋める旅。

タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(2回目)→マレーシア→シンガポール
→中国(広州)→マカオ→香港→中国(北京)→インド→ネパール→トルコ→ブルガリア
→ギリシャ→イタリア→バチカン市国→サンマリノ→スロベニア→クロアチア→モンテネグロ
→ボスニアヘルツェゴビナ→セルビア→ハンガリー→ポーランド→チェコ→オーストリア→ドイツ→(一時帰国)
→イギリス→フランス→スペイン→モロッコ→エジプト→ケニア→南アフリカ→アルゼンチン→ウルグアイ→チリ
→ボリビア→アメリカ→日本帰国

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2013/09/14

最高の体験!一泊二日のキャメルサファリ!

インド北西部の砂漠の街、ジャイサルメールで必ずやりたかったこと、


キャメルサファリ。



日帰りコースや伝統音楽とダンスも見られる豪華サファリなんかのコースもあるみたいだが、僕は一般的な一泊二日のコースにした。
1400ルピー(2100円くらい)。
これにテント350ルピー(525円くらい)をつけた。
…ちなみにこのテントはハズレだった!
とてもチープなつくりだったため、ちゃんと立たないし風が強くてバサバサ!
結局テントなしと同じ条件で外で寝ることになった!
テントは最初から必要ないのでオプションをつけないことを薦めます!

メンバーは僕含め4人。
同じ宿に泊まっていた男の子一人と女の子二人。みんな大学生だった。
そう、今は日本の大学生は夏休み。インドではたくさんの日本人大学生に会う。
インドは広く(国土は日本の9倍!)、短期間ではなかなか楽しめない。みんなバックパッカーのような安宿を回り二週間程度で旅して帰るようだ。


夕方16時、宿から車で砂漠の入口まで向かう。
昼間は陽射しが強すぎるので、夕方出発の午前帰りらしい。

15分ほど走り、謎の寺ですぐ停車。
観光していけ、という。
観光料は100ルピー(150円)

…よくあるやつですね!ツアー会社にコミッションが入るのだろう。

しかたないのでサクっと観光。


「地球の歩き方」にも載ってなかったのでどこの寺だったのかもわからない。


その後40分ほど西へ西へ走り、砂漠の入口へ到着。

車で来れるのはここまで。

そこにはラクダ使いのディビッドとバルサ、そして4頭のラクダが待っていた。
優しい顔をした、おとなしいラクダ。
まつげなげぇ。

バルサはまだ13歳。
お父さんが身体が悪いらしく、学校に行かずに働いている。
最初は人見知りをしていたが、なれてきたらイタズラ好きで日本の13歳よりかは幼くも感じた。
車から、用意した食料を降ろしラクダに積む。


ここから1時間半、ラクダに乗り砂漠へ入って行く。


「この4人の中のボスは誰だ?」
と言うディビッド。
年齢的に僕がボスになった。

ボスになると
・先頭のラクダに乗れる。
・ディビッドと同乗(他一人はバルサと乗り、あとの二人は一人乗り)

そして、

・ディビッドの生歌BGMが聞ける

という素晴らしい特典がある。
フォークソングのような歌で、上手くはないが悪くない。


また、ディビッドと色々な話をした。

ラクダはディビッドの所有ではなく、ディビッドを雇ってるボスがいること。
ボスは30頭以上のラクダを持ってること。
ディビッドのサラリーは月3000ルピー(4500円)であること。
20000ルピーでラクダ一頭買えること。
ラクダを買うためにがんばって貯金してること。

…だからこのサファリが良かったら、僕にチップを弾んでくれないか!?

要点はそこだった。

しかしツアー自体もディビッドの人柄もとても良かったので、しっかり考え適正なチップをあげた。
ディビッド、がんばって独立してほしい!


…ちなみにディビッドは32歳である。
僕とたいして変わらないじゃん!!!


ラクダは少し揺れるが、足取りはゆったりなので快適だ。

砂漠をザクザク進んでいく。
夕方なのでそれほど暑くはない。
10キロ程度の道のりを、1時間半くらいかけて進む。

砂漠を人間の足で渡るのは、体力も奪われるし大変なことだろう。
古来から砂漠の民もこうやって移動してきたのかな…と地平線まで続く砂漠を眺め、妄想する。


キャンプ地に到着。


小屋があるが、これはベッドや食器が入ってる倉庫でここには僕たちは入らない。


荷物を降ろし、鞍を解いてあげる。
ラクダも鞍は窮屈なんだろう。解いたらリラックスしていた。
ありがとう、お疲れ様。


バルサはラクダをつれてどこかへ行った。水を飲ませに行くのだろうか?

ディビッドは夕食の支度にとりかかる。

火をおこし米を炊き、カレーを作るんだから大変だ。

僕たちは、砂漠を歩き、撮影を楽しんだ。



360度、見渡しても僕たちしか見えない。
後ろには砂漠。砂、砂、砂!


ハシャいだら、靴が砂だらけ、顔も手足も砂だらけになった。

けれど乾燥しているから、サラサラとすぐに落ちる。

すごいとこまで来たな…と感動した。


日が沈むのを眺めたら、ご飯ができたようだった。

野菜たっぷりのカレー、ライス、チャパティ。
スプーンなんて、あるわけない。
僕はインドに来て初めて手で食べた!

食べ終わってベタベタの手は、砂で洗った。


食べ終わり、火が消えるともう真っ暗。
倉庫からブランケットを出して、ベッドの準備をする。

テントは立たなかったからない。

壁も屋根もなく、ベッドだけ。
ベッドに横になれば見えるのは満点の星空だけ!

360度人工の明かりのない暗闇で見える星は、今までの人生で見た中で一番多く輝いていた。

カメラを構えるが、僕のカメラでは上手く撮れなく、諦めた。
この美しさと感動は、自分の記憶だけに取っておけってことかな、と。

真っ暗な砂漠でやることもなく、9時にはベッドに横になったが、興奮してずっと星を見ていた。
流れ星も数えきれないくらい流れた。

イヤホンを耳に刺し、iPhoneで音楽を聞いた。
砂漠の真ん中で満点の星を見ながら、それに合う好きな音楽を聞く、すごい贅沢な時間だと思った。


ライオンキングで、満点の星を見ながらムファサが
「あの星には過去の偉大な王達がいて、我々を見守っている。」
とシンバに語りかけるシーンがある。

都会で見る星空を想像しては、このシーンは絶対に伝わってこないな、と思った。
本物の星空は、神秘的で説得力がある。

その後も「星」や「夜」をキーワードにiPhoneの音楽を漁り、興奮していつまでも寝れなそうだったので12時をきっかけに音楽を聴くのをやめ、眠りについた。


朝、アラームをかけてなかったが日の出10分前くらいに目が覚めた。
夜は寒くなかったが、朝は少し寒い。
ブランケットは朝露で湿っている。
耳の中や鼻の中も砂だらけだ。
隣で寝てたみんなも目が覚めたようで、砂漠に登り朝日を見に行った。



昨日、西の地平線に沈んだ太陽が、正確に180度反対側から登ってくる。
当たり前のことになんだか感動する。

キャンプ地に戻るとディビッドがチャイを入れてくれていた。

まだ少し寒く、長袖を脱げない朝方に飲むチャイは身体にしみ渡った!

それから手際良く朝食を作って行くディビッド32歳。



ラクダたちの朝ごはんも忘れちゃいけない。

食器はまた砂で洗う。

ご飯を食べたら、片付けをしてラクダに鞍をつける。
僕を乗せてくれるジャニィ。

一緒に写真を撮ったらジャニィの脚が上がった!奇跡的に同じポーズだ!

8時過ぎには出発をした。


昨日西へ西へ向かった道を、東へ東へ戻って行く。

途中、昨日はなかった村が現れた。
「彼らはジプシーだ。」とディビッドは言った。
ジプシーの村が見られるなんて、運が良かった!



昨日ディビッド達に出会った場所まで戻ると、迎えの乗り合いジープが来ていた。
ディビッドたちにチップを渡し、お礼を言って別れた。

ディビッド、お金を貯めて独立頑張って欲しい!


一泊二日のキャメルサファリは、これまでの僕の旅の中でも一番の感動だったと言っていい。
ラクダに乗り砂漠を渡ること、砂漠の景色やキャンプも良かったが、
一番はなんと言っても満点の星空を見ながら寝れること!

僕は星空が大好きになりました!

なんなら「星」という名字に誇りを持ちます!笑
あ、俳優仲間にもお客様にも聞かれることが多いけど、星潤、本名です。

また、どこかで星を見るサファリに参加できたらいいな。
日本でも、また星を眺めながら音楽を聴きたい。


ディビッドとバルサも本当に人柄が良かった!これもこのサファリを安心して楽しめた要因かな。
テントがチープで無駄になったことなんて、全く気にならなかった。

ジャイサルメールのキャメルサファリ、絶対に絶対に後悔しないと思います!
オススメです!


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1 件のコメント:

  1. すごいすごい!!(◎0◎)

    こういうツアー憧れです!!

    ガイドの人柄もよく、ツアーの内容も最高なんてほんとうに良かったですね☆

    テントは・・・ですが、星空の下で寝れるなんて・・・やってみたいです。
    ライオンキング・・・一面の星の下、人工の明かりがないシーンのイメージです。

    にしてもラクダのまつげってほんとに長いですよね~。
    そして案外首が曲がる・・・

    ちなみに・・・私初めてキャストの用紙で名前を見たときに、実は本名?って思いました。
    だってだって、素敵な名前ですもん☆

    きっと、私がこのツアーに参加しても後悔しないだろうと思います。
    それ位羨ましいです☆

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