美女二人とデートすることになったぱみゅ…パムッカレ。

カッパドキア、ギョレメから夜行バスに乗りパムッカレに着いた。

ぱみゅぱみゅじゃないです。パムッカレです。

言いたいだけです。

パムッカレは世界遺産の石灰棚で有名な街。

ギョレメで出会った旅人、アキラさんもすでに訪れており、「夜行到着、夜行出発の0泊観光で十分楽しめる」ということでそれをそのまま実行した！

パムッカレ観光のあとは、夜行バスでサフランボルだ。

バスは朝6時半にパムッカレに着いた。バスターミナルのあるデニズリに着くという噂もあったが、僕の乗ったバスはパムッカレの「メトロ（バス会社）」のオフィスに着いた。

「パムッカレに宿泊しないで0泊観光のやつはここで降りろ」

「パムッカレの街が起き出すのは8時半、それまでここにいていいぞ。」とのこと。

Wi-Fiもつながるし、電源もあるしこれは助かる。

同じバスからオフィスに着いたのは10人弱、って感じで僕以外は全員韓国人。

韓国人に人気ある観光地なのかな？

こういうのは国によって趣向が異なるために、その国のガイドブックに載ってたり載ってなかったりってのはよくある。

みんな順番にパムッカレから出発のバスチケットを買って行く。

僕もサフランボルへのチケットを買った。

パムッカレからサフランボルへは直接は行けなく、アンカラ経由らしい。

出発はこのバスオフィスに夜7時、つまり約12時間ある。おそらく十分だ。

また、パムッカレの観光のツアーをすすめられたが、キッパリお断りしておいた。

そしてダラダラしていると、韓国人たちは朝食を求めてかグループごとに順番に出て行き、オフィスには僕と一人旅の韓国人の女の子の二人だけになった。

それにしても、オフィスの人たちの人間性があまりよろしくない。

「ジャパン！」とか「コリア！」とか国名で呼ばれるのも少し気に障るし（言い方のニュアンスがよろしくない）、くだらないことでからかったり客を舐め腐った態度だ。

ここのオフィスではないが、パムッカレは宿やツアーへの強引な客引きで大使館から警告が出るほどの事件も起こってるらしい。

「あの人たち頭がおかしいんじゃない？」

と韓国人の彼女。名前はエイミー。

きっとイングリッシュネームだろう。韓国人はイングリッシュネームを持ってることが多いけど、僕は友達の韓国人とは普通に韓国名で付き合ってるからここでイングリッシュネームを名乗られると少し違和感。

「そうだね…。何時にここを出るの？」

「店が開くのが8時半って言ってたよね。そろそろかな…。」

「だねー…。」

オフィスは居心地がいいわけではなかったが、時間ギリギリまではここにいようと僕も決めていた。

エイミー「そろそろ行く？どこか朝ごはん食べられるとこあるよね。」

星「うん、出よっか。」

エイミー「あ、あそこ開いてるよ、あそこでいいよね？」

…！！！

あれ！？僕、この子と朝ご飯食べるの！？

なんならこのまま観光も一緒にするんじゃないの！？

てか、僕、リュックサックの中に昨日2リラ（100円）で買った食パンの残りがあるからそれを朝ごはんにしようと思ってんだけど！

ピーナッツバターもあるし！

言えないーーー！そんな貧乏臭いこと言えないいいィィ！！！

とりあえず食堂のような店に入る。

店内にはさっきバスオフィスで見かけた韓国人のカップルもいた。

しかしエイミーは彼らに目もくれず、奥の席に座る。

…韓国人嫌いなのかな？笑

まぁ一人旅派だと同郷の人を避けるパターンあるよね。

朝は食パンで済まそうと思っていたのは、もちろん節約のためでもあった。しかし店に入ったら何か頼まなくてはいけない。

まぁ、トーストとか朝ご飯的なやつならそんなに高くないだろ…あ、5リラ（250円）、これでいいかな。

「オッケー…エイミー決まった？」

「うん、私はこれにしようかな！」

と彼女が指さしたのは、ハンバーグプレートのようなもの。13リラ（650円）。

ええええええええ！朝からガッツリーーーー！

いや、これで僕がトースト食べますなんて言えない！！！言えないーー！

彼女が大食いみたいに見えちゃうもんね！彼女に恥かかせてしまうよね！

エイミー「何にするの？」

星「あ、うん！僕も同じやつ！」

13リラ（650円）か…しかたない。。。

そして店のおばちゃんを呼ぶ。

星「あ、このハンバーグのやつ。」

おばちゃん「ドリンク？（片言の英語）」

エイミー「んー…紅茶で。」

ドリンクも頼むのーーーーー！？

言えないーーーー！ドリンクいらないなんて言えないーーーー！

星「あ、僕はコーラで。」

計17リラ（850円）ーーーーー！なんでレストランって缶のコーラが4リラ（200円）もするのーーーーー！

ちなみに、この店はおばちゃん一人でやっていて、注文をとったおばちゃんが料理も作る。

だがおばちゃんはトルコの朝ドラの展開が気になるのか、テレビに夢中でなかなか作り出してくれない笑

そして来たのがこれ。おいしかったです。

エイミーは21歳、韓国人だがフィンランドに半期留学していて、休みでトルコ旅行に来てるらしい。

「フィンランドはみんな高等教育を受けてるから民度も高いし、治安もいいし素晴らしいわ。」とのこと。

「さっきのバスオフィスはホントにひどかったわね！トイレ入った？私には使えなかったわ！！！」

…とくに印象もないくらい普通のトイレだったような…。

この子はインド旅行は無理だろうなぁ…。

この子、バックパッカーって風貌ではないと思ったけど、お嬢さんだなこれは…。

「じゃ、いこっか。」

さて、そんなわけでなぜか自然な流れで始まったお嬢さんとのパムッカレ観光。

なんだこれーーーー！

そして到着した、石灰棚の入り口。

とりあえずお互いにカメラ交換して写真を撮ったりしてると

「二人で撮りましょうか？（英語）」

と女の子が話しかけてきた。

「あ、いや、うちらお互い一人旅だからいいんです！ありがとうー！」

「そうなの！？私も一人なの！一緒に行ってもいい！？」

…！？

「私は香港出身！二人とも韓国人？」

「あ、私は韓国だけど、彼は日本！」

「すごーい！日本、韓国、香港ねー！」

なんだこれ！！！笑

彼女の名前はテキーラ。

お酒のテキーラと一緒だから覚えやすいでしょ？だって。

そんなわけで、パムッカレはなぜか韓国と香港の美女二人と観光いたします！！！

自分からは絶対に求めない、一人旅派の僕にとってかなり珍しい展開！

ていうか、観光を誰かと一緒にするって日本人含めてもこの旅初めてかも。

ま、流れに身を任せてみましょ！

つづく！


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