2013年6月15日、世界一周スタート。

世界を自分の足で歩いて、空気を吸って、自分の経験にしたい。
ダンサー、俳優、パフォーマー、表現をする人間としての自分の一部にしたい。
自分の中の世界地図を埋める旅。

タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(2回目)→マレーシア→シンガポール
→中国(広州)→マカオ→香港→中国(北京)→インド→ネパール→トルコ→ブルガリア
→ギリシャ→イタリア→バチカン市国→サンマリノ→スロベニア→クロアチア→モンテネグロ
→ボスニアヘルツェゴビナ→セルビア→ハンガリー→ポーランド→チェコ→オーストリア→ドイツ→(一時帰国)
→イギリス→フランス→スペイン→モロッコ→エジプト→ケニア→南アフリカ→アルゼンチン→ウルグアイ→チリ
→ボリビア→アメリカ→日本帰国

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2013/08/11

ペナンからマラッカ。愛される「めぞん一刻」。

ペナン島に計4泊した僕は、クアラルンプールを飛び越えてマラッカへ向かう。

ドミトリーで同部屋になった台湾人の男に「この後どこ行くの?」と聞かれ、
「マラッカ→クアラルンプール→シンガポールだよ」と答えると

「なんで?ルートおかしくない?」と言われた。

そう、南下していくなら、ペナン→クアラルンプール→マラッカが普通だ。

三都市の位置関係。半島の先端がシンガポール。

しかし、後輩がちょうど夏休みでクアラルンプールに旅行にくるらしく、ご飯でも行きませんか?と言うことでクアラルンプール滞在を遅らせ、すっぽり空いた数日をマラッカ滞在に充てることにした。


ペナンからマラッカへは、夜行バスで8時間。夜11時発で朝7時につくらしい。
東京⇔大阪の夜行バスみたいな感覚だ。
これだと完全に深夜に移動できて、宿代も一泊浮いてお得な、感じ。

フェリーで対岸のバターワースのターミナルまで移動して、そこて自分で買おうと思っていたが、宿で買ったら宿までピックアップがくるらしいので、宿で予約してもらった。50リンギット(1500円)。


夜10時半に来ると言っていたピックアップ車は15分ほど遅れてきた。めずらしく、普通の5人乗りセダン。
すでに欧米人カップルが一組乗っていて、
僕の後に近くの宿に泊まっていた1人を乗せてバス乗り場に向かった。

最後に乗った欧米人男の単独旅行者は酔っぱらいのようなテンションだった。

欧米人男「あんまりピックアップが遅いから心配したよ俺はあああ!置いて行かれたかと思ったよおおお!」
ドライバー「ごめんごめん。バスは間に合うから大丈夫だよ」
欧米人男「OK!ならノープロブレムさーーーー!ヘイ、マラッカの見どころはどこだい?」
ドライバー「うーん、僕は博物館が好きだな。」
欧米人男「そうか、他には?」
ドライバー「いやー、ないなぁ。君は博物館は好きかい?」
欧米人男「NO.」

あまりに素直な返答に、僕とカップルは笑った。


そのままペナン島からバスが出発。ピックアップ車がバターワースに渡ると思っていたので少し驚いた。

バスは普通の4列シートの観光バスタイプ。
二席を一人で使えたのは良かったが、エアコンが効きすぎでとにかく寒い。
寒いことを見越して上着を着たが、短パンを穿いている下半身、そしてサンダル履きの足元から冷えてくる。
…バスに乗るときは今度から長ズボンと靴下も必ず準備しよう(-_-)


寒さは辛かったが、それでもしっかりと眠りに入っていた。

僕は一度眠りモードに入ると、多少揺れたり大きな音があっても起きることはない。
夜中、バスが止まり電気が付いたり周りの乗客が動き出した気配は感じたが、僕は「たぶんトイレ休憩だろう」と思いそのまま眠ることを選択した。


しかし、添乗員らしきインド系マレーシア人の男性の、乗客一人ずつに何かを確認する声に違和感を感じ目を覚ました。

そして彼は僕のところに来て「お前はどこまで乗るんだ?」というようなことを聞いた気がしたので
「マラッカ」
と答えると、
「早く向こうのバスに移れ!」と言われる。

…え!?そんなの聞いてないけど!?

と、思い聞き返すが、やはり向こうのバスに移れと言っている。

30秒前まで熟睡していたのに、慌てて荷物をもってバスを降り、転びそうになる。
そしてその拍子に飲みかけのジュースか何かを蹴り、サンダル履きの足が汚れた…寝ぼけ頭に強い不快感を感じた。笑

思うに、こういう寝ぼけ状態の、判断力と運動能力の低下はとても危険だと思う!

そして言われるがままにバスを乗り換えると、ピックアップ車で一緒だったカップルと酔っぱらい欧米人が乗っていたので安心した。
あっぶねー!
多分寝てても添乗員が起こして確認してくれたと思うけど、把握してないことが深夜に起きるのは本当に困るなー…。


そしてバスは出発し、早朝7時無事にマラッカのバスターミナルに到着した。
バスチェンジは通常通りなのかイレギュラーなのかは不明。

バスを降りてからの僕の行動は完ぺきだった。
降りたら少し歩いたところにある、市内バスの乗り場へ。
そこの「17番」のバスが安宿街まで行く。
料金は1.3リンギット(39円)
バスは「オランダ広場」を過ぎ、「マコタパレード」というショッピングモール前で降りると安宿街の近く。

…完璧に予習通りにできた。ネット様々である。

ターミナルに早朝降ろされて、何の情報もなくこのローカルバスに乗れるかな?
僕は無理だな。

人によっては、行き当たりばったりこそ旅だって言うかもしれないけど、
僕レベルだとどうしても行き当たりばったりで不安な機会が増えるので、調べて楽できるところは楽したい。

その後もiPhoneのマップと住所を頼りに、目当ての宿を発見することができた。
確実に地図に関しては進歩を感じるこのごろ。
いや、過信しないように気を付けるが。

しかしネットがない時代の長期旅行、長距離移動者は、まったく別の種類の旅をしてたんだろうな…尊敬する。



宿は早朝7時に着いたにも関わらず、そのままチェックインさせてもらうことができた。本当にありがたい。

夜行バスの冷房で完全にやられ、少し体調を崩した僕は午後までしっかり寝た。

そしてこの宿も本当に居心地が良かった。


この落着けすぎる、共有スペース!
キッチンもあり、ポットやトースターもあるし、コーヒーが自分で作れてしまう!
さっそくスーパーで3in1のインスタントコーヒーを買ってきた!

そして、ここはオーナー夫人が日本人と言うこともあり、日本の本もたくさん!
安定の高橋留美子「めぞん一刻」。
この80年代の漫画が日本を始め世界中の民宿的なところで愛されてるのは何故だろう。笑

出版物というのは強いなぁ、と思う。
この「めぞん一刻」はきっと出版当時に買われたものだろう。
それが、こうやって日本を離れた安宿で、きっとこれから先も何十年も、何百人何千人の人に読まれていくのだ。
ある意味、遺跡である。

そういった中で、時代背景はあれど普遍的なテーマを描く「めぞん一刻」はやはり傑作と言える。



そしてなんと、使ってよい洗濯機もあった!
しかも二層式!
二層式洗濯機、劇団での洗濯で散々使ったので使い方は熟知している。
少量での洗濯なら、確実に二層式のが早いので便利、ありがたい!

この旅を始めてから二か月弱、毎回手洗いだったので、洗濯機のあまりの楽さに驚愕したのだった…

手洗いは、脱水がキツイ。脱水のし過ぎで手の皮がむけたりする。
…絞るのに気合い入れすぎかな?笑


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2 件のコメント:

  1. 星く~ん、体調は大丈夫ですか~???

    海外で病気すると、病院にかかるのも大変だから大事にいたらないといいです・・・(><)

    「めぞん一刻」があるなんて何かすごい嬉しいですね☆


    シンガポールは1度は行きたいと思っている国です。
    ブログが楽しみです。

    どの国もいろいろ知らないことが、私にはまだまだたくさんあるのでしょうが、星くんのブログを読んでいると、自分も勝手に片足つっこんだ気になっちゃいます^^

    いつも楽しみに読んでます。
    でも体調には十分気をつけてくださいね~。

    返信削除
  2. みゆきさん

    体調はこの日は良くなかったですが、一日寝て回復しました^^

    ブログではまだですが、あしたシンガポールに向けて夜行バスに乗ります!お楽しみに!

    返信削除