2013年6月15日、世界一周スタート。

世界を自分の足で歩いて、空気を吸って、自分の経験にしたい。
ダンサー、俳優、パフォーマー、表現をする人間としての自分の一部にしたい。
自分の中の世界地図を埋める旅。

タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(2回目)→マレーシア→シンガポール
→中国(広州)→マカオ→香港→中国(北京)→インド→ネパール→トルコ→ブルガリア
→ギリシャ→イタリア→バチカン市国→サンマリノ→スロベニア→クロアチア→モンテネグロ
→ボスニアヘルツェゴビナ→セルビア→ハンガリー→ポーランド→チェコ→オーストリア→ドイツ→(一時帰国)
→イギリス→フランス→スペイン→モロッコ→エジプト→ケニア→南アフリカ→アルゼンチン→ウルグアイ→チリ
→ボリビア→アメリカ→日本帰国

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2013/07/27

カンボジアで物売りの子どもからコーラを買ったらいくら払う?

カンボジア、シェムリアップは、世界遺産のアンコールワットを含む遺跡群を中心にした街。


というかそもそも、カンボジアの経済はアンコールワットの観光業に支えられている。
アンコールワットの入場料は一日券で20ドル(2000円)。東南アジアでは、高めの設定に思える。
ちなみにカンボジアの平均月収は6000円から8000円らしい。

東南アジアの世界遺産群の中ではあの石造りのアンコールワットは際立って魅力的だ。
東南アジアに来たら、カンボジア・シェムリアップは見ておきたい、となる。

そんなわけでシェムリアップの街はどんどん観光開発が進んでいる。
当然、バックパッカーだけでなく世界中から家族連れやセレブだって世界遺産を見に来る。
安宿もあれば、高級ホテルもある。


街を歩くと、観光客はアジア人と欧米人の割合は半々くらいに感じる。
僕の旅の移動手段はバックパッカーのルートなので、移動中は欧米人ばかりに会うが街中に来たら意外とアジア人もいた、という印象だ。


これは旅をしていて思うが、郷にいっても郷に従えないのが欧米人。
彼らはアジアに来ても自分たちのスタイルを崩せない。



結果、観光で成り立っている街の方が欧米人に擦り寄って行き、欧米ナイズドされた観光地ができあがる。
シェムリアップも、そんな街の印象を受けた。




シェムリアップのメインストリート。
埃っぽいし、道路はガタガタだ。
街を歩くだけで、ズボンやスカートの裾は舞い上がる土埃で汚れてくる。

シェムリアップの中心地からアンコールワットまでは約7キロ。
東南アジアの暑さの中で7キロ歩く観光客はいない。
アンコールワットに着いてからだってたくさんの遺跡が点在してるからその間の移動は大変だし、一日では回りきれないほど広いのだ。
街でスクーターや自転車のレンタルもあるが、ほとんどの人はトゥクトゥクを使う。

街を歩けば、5~10メートルに一回はトゥクトゥクに声をかけられる。
うっとうしいが、無視してればすぐ諦める。
彼らの大半は、自分は動かず、遠くから声をかけ続けるだけだ。



カンボジアのトゥクトゥクはスクーターで馬車のような座席車を引っ張るタイプ。
タイとかは「トゥクトゥク」として作られてたと思うんだけど。

トゥクトゥクのドライバーたちは、客待ちの間は自分が後ろのシートにふんぞり返って座っている。
日差しもあるし。そこから、声だけは甲高くうるさく飛ばすのだ。

しかし東南アジアのどこの国でも思うけど、トゥクトゥクやバイタクのドライバーは基本的に暇そうだ。
一日のほとんどは、自分の客待ちエリアでひたすら客を待って、仲間とダベっている。

これでたまに観光客を捕まえては、ボッタクリで稼ごうとしてるんだから腹が立つ。




最初の日は、街の食堂でチャーハンを食べた。
クメール食。チャーハンはおいしかったが、スープが甘くて残してしまった。
英語メニューに料金が書いてあり、2.5ドル(250円)。これは外国人料金だろうな。
現地の人も食べてたけど、たぶん現地の人なら4分の1以下で買えるのではないだろうか。

カンボジアは、USドルが流通してるのは前にも書いた。
ここで2.5ドルの代金として3ドルを支払うと、お釣りは2000リエルで返って来る。

カンボジアでは1ドル以下は現地通貨のリエルを使う。

1ドル=4000リエル(=100円)

なので、0.5ドルのお釣りは2000リエルだ。
これは払う時にももちろん使えて、
1.25ドルだったら1ドル札と1000リエル札、となる。
割り切れない時は、店員に聞けば「あと何リエルくれ」とか言って来る。
多めに取られてるかもしれないけど、10円程度の話だ。








コンビニ。
ここはガソリンスタンド併設だからか、広くてとても使いやすかった。




品揃えもとても旅行者向けで、飲み物やお菓子はもちろん、シャンプーや洗剤、携帯やPCの周辺機器など痒い所に手が届くラインナップ。
これが宿の近くにあるから、とてつもなく便利だった。



カンボジアにきて、目立って感じたのは「働いている子ども」。
今までのタイ、ラオス、ベトナムでもいたのかもしれないが、それほど気にならなかった。

カンボジアでは商売の客引きにとにかく子どもを使う。
それも5才~10才の子どもたちだ。
きっとそれより大きくなれば、また別の仕事ができるのだろう。

シェムリアップ市街の食堂の店先で、メニューを見てたら飛んできたのは8才くらいの女の子。
片言の英語で、客引きをしてくる。
メニューを指差したらしっかり復唱して確認するし「飲み物は頼まない?」と催促までする。
食事を運んでくるのも、お会計もこの子。
英語も話せて、お金の計算もできる。
賢いというか、子どもらしくないとすら思ってしまう。


アンコールワットの遺跡群に行くと、水を売ってきたりポストカードやお土産を売ってきたりするのも子ども。
子どもに来られると無視したり邪険に扱うのもどうかと思ってしまうが、いちいち買ってたらキリがない。

6才くらいじゃないかと思う男の子がキラキラした目で「ポストカード!ワンダラー!」と近づいてきた時はさすがに辛かった。

英語も話せるし、日本人だと判断すれば、日本語も巧みに使ってくる。
子どもが「イチ ドル、サン マイデ、ニドル!」と丁寧に話せば、「よく覚えたね、えらいね」と褒めてあげたくなってしまう。
だが、10才くらいの女の子に「オニイサン、カッコイイネ、アイシテル」と言えと教えたのはどこの何人なのか?


観光地で、何でもかんでもボッタクリ価格で押し売りしてくる大人は無視するだけだが、
こうした子どもたちを見ると、どう対応すべきなのか考えさせられてしまう。


あからさまなボッタクリはともかく、「外国人料金」に関しては、観光業で生計を立てている人がいる以上、しかたないとは思う。

自転車でアンコールワットへ散策へ行ったとき、10歳くらいの物売りの子どもが「自転車をそこに停めていいから、その代わりに飲み物を買ってくれ」と言ってきた。

自転車を停めるのに本当にその子に権限があるのかはわからないが、ちょうど喉は乾いているしいいかと思い、従った。

じゃあコーラをくれ、と言うと、3ドル(300円)と言ってきた。
カンボジアのコンビニで、コーラは0.6ドル(60円)で買える。
どう考えても3ドルはあげすぎだ。

だが、日本だってスキー場の自販機のジュースは高い。
さすがにコンビニと同じ価格まで値切るのは失礼かと思い1.5ドル(150円)で妥協し、その子に渡した。


いくらで買うのが正解だったか。
もはやその人の気持ち次第で、正解はないのかな。


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