2013年6月15日、世界一周スタート。

世界を自分の足で歩いて、空気を吸って、自分の経験にしたい。
ダンサー、俳優、パフォーマー、表現をする人間としての自分の一部にしたい。
自分の中の世界地図を埋める旅。

タイ→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ(2回目)→マレーシア→シンガポール
→中国(広州)→マカオ→香港→中国(北京)→インド→ネパール→トルコ→ブルガリア
→ギリシャ→イタリア→バチカン市国→サンマリノ→スロベニア→クロアチア→モンテネグロ
→ボスニアヘルツェゴビナ→セルビア→ハンガリー→ポーランド→チェコ→オーストリア→ドイツ→(一時帰国)
→イギリス→フランス→スペイン→モロッコ→エジプト→ケニア→南アフリカ→アルゼンチン→ウルグアイ→チリ
→ボリビア→アメリカ→日本帰国

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2013/07/13

ビエンチャンからハノイへ、国境越え24時間バス!

ビエンチャンからハノイへの、国境越えスリーピングバスの24時間移動。
ホテルへのピックアップ付き、180000キープ(2340円)。

ビエンチャンが都会過ぎてあまり居心地良くなかったので、滞在は一泊にして早々にベトナムへのバスチケットを買った。



これはピックアップのトゥクトゥクのイメージ。
僕の乗ったのじゃなくて、隣のトゥクトゥク撮ったんであくまでイメージ。
僕の乗ったのは横のビニールがなくて、雨が吹き込んできてビショビショになった。
寝台バス乗る前からビショビショという最悪からのスタート!


バスはピックアップが夕方5時
バスターミナルには夕方6時についた。

ピックアップのトゥクトゥクで、欧米人の若者グループ(クソイケメン!けど19歳!オーマイガッ!)と英語が話せるラオス人の若者と一緒になった。

このラオス人が何度もこのバスに乗ってて、ベトナムにも詳しかったので、道中色々質問した。休憩は何時くらいとか、バスは暑いかとか…
「よっしゃ俺たちはお前についてくぜ!お前ベトナムのバスターミナルついたら、トゥクトゥクも運転してくれよな!? ハッハッハー笑」って感じになった。


スリーピングバス、見た目はボロい普通の一階だて観光バス。
その中に、二段ベッドが三列ある。トイレはついてない。
エアコン付きで寒い。
土足厳禁なので、バスに乗った瞬間靴を脱ぎビニール袋に入れる。

ラオス人のバスマスターが「上のがいいよ」と言うからみんな上の席をとった。みんなマスターに絶対的信頼を寄せる!

ラオス人バスマスターはベトナムで働いてるらしい、23歳、めっちゃアジア顔のボウズ頭。
服はサッカーシャツ、国境越えるのに鞄はショルダーバッグのみ!サッカー部の高校生みたいに見える。
英語が堪能なため、欧米人から絶大なる信頼を受ける。
男も女もみんななんか不安なことがあるとみんな彼に聞く。
かっこいいぞバスマスター!英語堪能すぎてうらやましい!


これは知らない人。

ベッドは傾斜をつけてあるため//////こうやって重なっており、脚は伸ばせる。まぁ、座席自体は許容範囲。

ただこの日は雨が降っており、トゥクトゥクの移動でだいぶ濡れたのでそれが乾かず気持ち悪かった…。雨はどうにもならないが。


夕方6時50分にバスは出発。

夜10時頃、休憩。
暗いからよくわからないが、周りに何もない食堂。
ご飯に豚肉と野菜と卵焼き。選択肢ないパターン。
20000キープ(260円)。明らかに高いがお腹空いてるし食べるパターン。
いい商売だと思うけど、バス会社との契約金があったりなのかなー?


走り出すと最初は寒いのがかなり気になる。上着を用意しておいて良かったが、配られたブランケットをかけてギリギリ…出ている顔が冷たいから顔までブランケットをかけるくらい。
しかし夜中に途中止まったりするとエアコンを切るので今度は暑い。換気が悪い、湿度が高い、40人程を詰め込んだバスはわりと臭い。



朝6時半、国境に着いたらしくみんなバスを降りる。
他にもバスが何台か止まっていた。
7時に仕事を始めるらしく、それまで待つ。
バスの人が全員のパスポートを集めてくれた。

パスポートはできた人から返してもらう。

「あ、これあいつのだぜ」
それは旅行に来てもNew Eraのベースボールキャップを被るヒップホップファッションでイカしたやつのパスポートだった。
「こいつパスポートの写真、何年前だよwwずいぶんかわいいじゃねぇかwwおーい、みんな見ろよwあいつにもかわいい時代があったぞwww」
「あらあら、ずいぶんかわいいじゃない!あたしはこの頃のが好きだわwww」
「おい、なに回してんだよ…//////」
恥ずかしそうにハニカんで取り返すヒップホップファッション。
やめてやれwwww



出国はすぐOK、その後歩いてベトナム側へ。

入国は1ドルもしくはキープなら10000キープ要求された。
払う意味のわからないお金、これが賄賂ってやつですか?

トイレは2000キープ(26円)。もう残りのキープも使い切らなきゃなので気前良く払う。
国境でコーヒーも買い、数十円まで使う。

その後バスに戻ったら、「CHANGE BUS!」と言われ何故かバスを変えなきゃ行けないと言う。みんな意味わからんと言いながら荷物をおろし、先に向かって歩く。

謎の待ち時間。

そして待つ事、数十分。
バスが来て、乗れと言われ乗り込む。

みんな「同じバスじゃねぇか!笑」

みんな「???」どうやらただのチェック?だったようだ。

結局国境を出発したのは朝9時。
2時間半かかった。


このベトナム人。
ずっとバスが隣で、俺になんか話し掛けてくるんだけど、英語が一切話せない。
なんかタブレットを見せろみたいに言ってるんだけど、タブレットの、何が見たいのか、マジで何が言いたいのかわからない。
自分もスマホ持ってて、なんかスマホをいじってジェスチャーしてくるんだけどね。
ここまで言葉が通じないやつは初めて会った!
言葉が通じないとはこんなに不自由なのか!

結局、言葉は通じないけど仲良くなって、一緒に昼飯食ったりしたけど。
で、不思議なものでなぜかだんだん言いたいことがわかるようになってきて、俺の持ってるものの値段を聞いたりしてた。
最初はなんかもっと別のことを言ってた気もするけど、わからん。


最近考えるのが、高校の時に聞いた「命懸けの飛躍」という言葉。
昔インプットしたことって、ふっと出てくる。

「命懸けの飛躍」はもともとは「資本論」でマルクスが等価交換の中で用いた言葉。
この等価交換ってのも、旅で値切りのやり取りとかしてると考えさせられるけど。
このマルクスの名付けた「命懸けの飛躍」をさらにコミュニケーションに置き換えたのが文芸批評家の柄谷行人。
曰く、言葉を話せない幼児や、全く言語の通じない異国人とコミュニケーションを取ることは「命懸けの飛躍」である、と。
たしか、そんなこと。
自分で本読んだわけじゃなくてそれを研究してる先生から授業で聞いた話なんで、もしズレてたらすみません。
けど、今読みたいと思うし、あの時の授業を聞きたいな。当時は当時で真面目に聞いてたけど!


まさに、だなと思う。
相手の表情やジェスチャーに集中し、
自分の意図は果たして伝わってるのか?
約束は成立してるのか?ちゃんと時間に来てくれるのか?
確認しながらのコミュニケーション。
例えばトレッキングツアーの安全確認で、こちらが正しく理解できていなかったら命を落とす可能性だってある。
「命懸けの飛躍」ってのは大げさな表現ではないな、と思う。

日本の、同じ時代に生きて、同じような「常識」を持つ人たちの中で生活してるとマヒしてくるけど、他者とのコミュニケーションって難しいんだなって思う。
だからこそ、感覚を共有できて、同じように感動できるってすごいことだなって思うんだけど。

一方で、言葉が通じなくても、生まれ育った環境が違っても、共感できるものもある。
日本で生まれ育って、日本人だから心動かされるものと、そうではなくても心動かされるもの。
僕個人の感覚として、心動かされるもの。
その違いにもアンテナを張って、世界を感じていきたいなーと思う。

僕はかなり日本のサブカルチャーで育った現代っ子なので、日本に寄りがちですが!
脱線終了!





昼飯はこの綺麗ではない食堂で、60000ドン。
てか、この時はレートの計算を勘違いしてて120円くらいだと思ってたんだけど、300円くらい!
なにこのボッタクリ価格!ごはんは一合くらいあってお腹いっぱいになったけどさ…
お金を店のおばちゃんに渡そうとしたら、バス会社の人が回収した。…なるほど。


朝のボーッとした中でラオスからベトナムに移ってしまい感慨もなかったが、
バスからベトナムの街並みを眺めるとラオスとの違いが見えてくる。

まず、文字。
今まで、タイ、ラオスと街中の看板等にタイ文字、ラオ文字が使われていた。
当然、読めないから全く情報が入ってこない。その下に英語が併記してあるとそっちを読む。

しかしベトナム語は、アルファベット(ラテン文字と補助記号)で表記する。



なので自然と目で追ってしまうのだが、意味がさっぱり。
その後で、英語表記を探す。なんか二度手間。

バスは、クラクションが酷い。
10秒に一回くらいクラクション鳴らす。音楽聞いてても突き抜けてくるクラクションはイライラする。

街中にはホーチミンの肖像が至るところに。



お札にも描いてあるし、ホーチミンは顔にインパクトあるからなー。
やはりミスサイゴンを思い出す。



さて、バスがハノイのバスターミナルについた後、予想していたにも関わらず、僕はゲストハウスへのタクシーでサクっとボラれます。

長くなったので、それは明日のブログで。


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