向かう先はブルガリアの左下、ギリシャ。
バスで12時間で、一気に首都アテネを目指す。
バスに乗り込む前に、ブルガリアの通貨「レフ」をユーロに両替する。
ブルガリアの通貨はアテネで替えるには弱そうだし、ソフィアで替えておこうという判断。
ちなみに前回のトルコ→ブルガリアの移動で、チップを払うコインがなくてトイレに入れないというアクシデントがあったが、それを計算に入れて少しだけコインを残しておいた笑
バスは17時半、ソフィア発。
日本でもおなじみ、普通の4列シートの観光バスで座席が若干狭い。
しかも隣のおばちゃんが大荷物かつ大柄で、脚もおしりもかなり僕のエリアにはみ出している。
…これは12時間はキツイ戦いになるぞーーーーーーーーー！！！！
バスはWifiも繋がるし、軽食や飲み物もちょこちょこ出る。トルコのバスと同じような感じ。
そういえば、僕はこれまでの旅で、ほとんど現地の言葉は覚えていかない。
覚えるのは、「こんにちわ」「ありがとう」くらい。
もちろん、滞在国に敬意を払う意味でも少しは覚えた方がいいのはわかってるけど、実際何か国も旅してると覚える前に次の国に行ってしまう。
そして、実際覚えなくても、ほぼ確実に英語でどうにかなってしまう。
あとは、発音が不安、というのもある。
ガイドブックやなんかに旅行で使う簡単な単語がカタカナで書いてあっても、そのままカタカナ読みして伝わるのかわからない。
だったら英語の方が確実かな、と。
ただブルガリア語はブルガリア人と生活する中で結構覚えた。
しかも、本を読んで学んだ言葉じゃなくて、人の生活に入って、ブルガリア人の会話から盗んだよく使う言い回し。
車内係りに「飲み物はいりますか？」とブルガリア語で聞かれ、
「イスカミ（ください）」「ブラゴダリャ（ありがとう）」と言ったら、
お、こいつちょっとだけど知ってるな、という顔をして
「ペラペラペラペラ…」と何か話してきた。
ブルガリア語で細かいことはわかんないけど、たぶん「ブルガリアはどうだった？好きか？」と聞かれたと思ったので、
「ノゴ、フバボ（すごく良かった）！」と言ったら、その車内係りも周りのブルガリア人のおばちゃんもみんな笑顔になった！
やっぱ現地の言葉を話そうとするのは大事だねー。
その後、周りのおばちゃんたちがお菓子くれたり、めっちゃ待遇良かったもん笑
バスは夜8時ごろ、休憩。
止まったのは、ブルガリアにいっぱいある、ファミレス！
マジか！これは新しいパターンだな笑。
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車内係「トゥリーセッ ミヌッティ。」
３０分！聞き取れた！笑
ファミレスで30分休憩かー！
しかもこのバスの乗客全員行くんでしょ？
結構ギリギリじゃない？笑
とりあえず入店し、あんまり難しくなさそうなメニューを注文。
食べ終わって、カードで支払い（ブルガリアレフは使い切ったからね）をすると、ちょうど30分！
やっぱギリギリ！
その後、さらに2時間くらい走ったところでギリシャとの国境。
初のEU圏、審査とかどうなのかなー…と思ったら。
まさかのバスから降りることもなく、パスポート預けたらスタンプ押されて帰ってきた。
審査ゆるっ！
そして朝5時半、バスはアテネに到着。
アテネなのはわかってるが、どこだかよくわからない場所に放り出される。
まだ夜明け前で薄暗く、人気もない。
ここで僕の心理として、バスを降ろされてすぐの瞬間はタクシーの客引きとかに絡まれるのがメンドクサイので早めにこの場を離れたい。
どうせまだ5時半。
宿にチェックインもできないだろうし、マックとかに入ってネットを繋いで状況を把握しようかな…とバックパックを背負い、テキトーな方角に歩き出す。
しかし、周りに空いてる店、皆無！！！
コンビニ的な店もないし（日本ってどこでも24時間のコンビニあって素晴らしいよね）、マックもスタバとかもない！！！
え、ここマジでギリシャの首都のアテネ？笑
まわりには、若干のホームレス的な方々。
なんか治安も悪そう。やばいな…
と、ドシャ降りの雨も降ってきた！！！もうなんなのー！
しかたないからホームレスのあまりいない軒先に避難し、バックパックを降ろし、iPhoneで現在地を確認する。
うむ…アテネの中心地だ。
そして、予約してるホステルまで、めっちゃ近い！距離にして徒歩5分！
もう周りに店もなさそうだし、雨足が弱まったら宿へ向かおう！
宿は幸い常駐のスタッフがいて、レセプションエリアにはすぐ入ることができた。
だがチェックインできるのは12時。
深夜に国境越えで起こされたり、朝5時半に着いたりでめちゃくちゃ眠い。
レセプションエリアで椅子に座ったまま仮眠…すること3時間（笑。
ずっとレセプションで寝てる僕を不憫に思ったのか、2時間早く10時にチェックインさせてもらった！
ブルガリア滞在中は、友達の家とはいえリビングのソファーベッドだし、のんびり寝てることはできなかった。
ひさしぶりのいくらでも寝ていいベッド。ドミトリーだけど笑
アテネ一日目は一切宿から出ずに、寝て過ごした。笑
エンジンが再びかかるのは、まだしばらく先のことである。。。
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