インドアライバルビザ！あ、証明写真忘れた。どうなるの！？

5時間45分のフライトを経て、インドのデリー空港に、現地時間23時についた。

今までいた、東南アジアや中国とは全く違う文化圏・風習・民族の国、インド。
空港に着いたときから僕は緊張していた。


僕は空港で一つの関門を越えなくてはいけない。
それが「アライバルビザ」の問題である。

インド入国にはビザが必要だ。
これまでは、入国する前に各国の大使館でビザを申請し取得しなければいけなかった。

しかもこのインドビザ申請・取得がめちゃくちゃめんどくさい、というのが有名な話だった。
申請にオンラインの申請が必須でしかも一個でも間違えがあったらやり直し…とかそんな感じ。

だが2010年から、インドは日本を含む数か国に対して「アライバルビザ」つまり到着時に空港で申請できるビザを発行している。
このビザは一か月しか有効期限がないけど、今回の僕のプランでは十分。
僕はアライバルビザで入国することに決めていた。


アライバルビザの申請に必要な条件は

・空路でのインド入国（空港もデリー他大都市の空港のみ）
・インド出国の航空券
・滞在先ホテルの住所・電話番号
・ビザ申請用の証明写真
・現金60USドル

この4点。
情報を集め、何度も確認した。
。
中国・北京の宿でインドの滞在先も確保、ネパールへの出国チケットも購入、その購入確認メールをプリントアウトもしておいた。
証明写真も持っている。60ドルもある。大丈夫のはず！！！


飛行機から降り、空港を緊張しながら歩くとイミグレ前まできてしまった。
ここを通るには、ビザが必要。
つまり、この手前にアライバルビザの申請窓口があるはず。

探すとすぐに「VISA　ON　ARRIVAL」の看板が見つかった。
あったー！

申請者は僕も含め3人だけだった。なので混むこともなく窓口へ。
すると用紙を渡される。さっそく記入。

…しかしところどころ、何書いたらいいかわからないところがある！
これは必殺「無記入」の出番である。
平然と空欄多めで出す。

空いてるところは窓口のおっちゃんが口頭で聞きながら書いてくれる。よかった。

「ホテルの住所と電話番号は書いたな？」
「出国のチケットはあるか？」
「イエス！」
「よし、証明写真はあるか？」
「イエス！」

証明写真はバックパックの中にちゃんと入っている。


…あれ？


バックパック、預け荷物で預けたから、イミグレ通過してからじゃなきゃ戻ってこないじゃん。。。

「ごめん！写真ない！」
「え？マジで？どうすんの？」

なんかこの展開で一気に後回しにされてしまう。僕のほかにはフィリピン人の親子がいた。
そしてその後ニュージランド人かなんかの夫婦も来て、それにも抜かれる。

おいおい、どうなんのこれ？どっかでスピード写真とかないのかな…
不安になりながら待つこと20分。

「ここにサインして。で60ドル払って。」
おー！なんかいけるっぽいぞ！？


写真はなんと、


パスポートの写真欄をコピーして、それを貼ってくれた！！！


なんとフレキシブルな対応！インド人見直した！！！

アライバルビザ、GETーーーーー！

おっちゃんにめっちゃお礼を言って、イミグレ通過！
ここまで飛行機到着から30分以上経過。

僕のバックパックは果たしてどこを流れているのか！？ドキドキ。

あったー！なんかカートに積んである！！！
たぶん、誰も取りに来ないからここに積んどこう。みたいな判断でしょう。
誰かに持っていかれなくて本当に良かった…。

そして空港両替所で現地通貨を入手。これでインドで戦う準備はできた。

このとき時間は夜中の12時前！

悪名高いインド。こんな夜中にタクシーに乗ったら、ボッタクリに一発KOである。


ということで、朝まで空港で寝る！！！しかも税関手前で！！！
ここならタクシーの呼び込みも来ないし絶対安全。ベンチでがっつり寝る。

…緊張してなかなか寝れんかったけど。
野生動物の仮眠のような気分。神経貼りながら寝る、みたいな。


それでも早朝に動いても着いてもしかたないし…と思い

結局朝9時まで粘る！！！いやーがんばったな！

その後、メトロに乗りニューデリー駅到着。

300Mくらいひたすら話しかけながらついてくる怪しいインド人を「ガン無視」し、徒歩で宿にチェックイン。

僕のインドの基本は、「ガン無視」です。
インドには「リキシャー」という三輪タクシーがあるのですが、とにかく勧誘がウザイ。

人力の「リキシャー」とバイクの「オートリキシャー」

インド人リキシャーマン「ハロー！」
僕「・・・・・・（サングラスかけて顔も動かさない）」
リキシャ「ハローって言っただけだろ！無視するなよ！」
僕「・・・・・・」
リキシャ「おい！おい！」
僕「・・・・・・」

ごめん、感じ悪いけど慣れるまでこれでやらせてください！！！
マジで最初っから全力でガン無視で行かないと、ちょっとでも気を許したらやられるんです！

水商売のスカウトをガン無視する女性の気持ちがわかった気がしました。

 
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